
■ MUKU-DATA 桐一枚板カウンター 金子勉建築設計事務所 様
木材倉庫から嫁いでいった一枚板たちが、その後どうなったかは・・
自社施工現場だったり、完成したお宅に直接一枚板のテーブルをお届けした際などは
その様子を確認する事ができるが
例えば工務店さん等にカウンター材を納材する場合は
現場はまだ建築途中で床など養生されているので最終的にどうなったのかは
わからない事が多い。
時々、工務店さんや設計士さん、施主さん等から
こんなになりました、ありがとございましたとメールが届くと
ちゃんと取付いて良くなったね、とその姿を見て嬉しくなってくる。
(本当は全ての納材させていただいたその後の完成した材木の姿を確認したいのだけど
なかなか日常業務に追われ確認できずに、あれどうなったかなぁと思っている)
半年以上前だったかとは思うが
設計の金子さんと施主さんご家族、そして施工する大工さんと
木材倉庫に材木探しに来られ、この桐の2枚を選んでいただいた。
色合い、質感、サイズ、価格と
天然木である一枚板でなかなか全てが叶う木に出会うことは難しいとは思うのですが
この桐の木を選定して、糸を張り大きさなど皆さんで話し合っていたかと思う。
その後、柔らかな表情を出す為かとは思うが
敢えてプレナーでキレイに削ってピカピカに加工するのではなく
少しラフさを残しての加工なので
施主さんご家族で、再度来店いただきサンダー掛けの作業をされていた。
プロの仕上げには及ばないのは当然だとは思うけど
施主さん自らサンダー掛けを行なう事できっとカウンターとなった桐への
愛着も沸いてくるだろうし、自らも手を加えた思い出として
この桐の木と共に時々その事を思い出しながらこれから生活されていくのかと思う。
桐の木は皆さんご存知の通り柔らかさで言えば一番な位に
爪を立てれば凹むし、重いものを引きずれば傷も付く。
毎日木を扱う者として個人的にはそれらの事は全く気にはならずに
それも味わい、そこで暮らす人の生活の証というか・・
それよりなにより、桐と言えば柔らかな質感
そこに手を乗せるとスポンジのように一日の疲れを吸い取ってくれるような感じに
なるではなかろうか・・・
杉の木なんかも似たような感覚になる。
一口に「木」と言っても
当たり前だけど全てが違い樹種ごとに特徴がある。
その木の持っている最大の特徴(利点)を感じながら楽しんでいくのがいいのかと思う。
送られてきた写真を見ながら
全体的に室内には柔らかな空気が流れてみえるのはこの桐の力もきっとあるだろう。
塗り壁、桐、ラワン合板、・・・
キレイで優しい感じに納まっていて嬉しくなってくる。
良かったね、桐たち!
樹から材木へ
そして選んでいただき生かしてくれてありがとうございます。



