■ MUKU-DATA  虫食い

良材を扱う銘木業界では、
こういった材を下手物の「ゲテ」と言われる方がおられます。
卑下した言い方に聞こえますが、決してそうではなく
「ゲテ使い」といいましょうか・・
欠点と言われる部分を残しつつ美点をより強調させ良く見せる。
通常の木材では飽き足りない通好みの見せ方とも言えるでしょう。
どこかずれてしまうと只の欠点材、
欠点材部分だけ取り除いてしまえば、何のキャラもない味気ない材木に見えたり・・
美点も欠点もそのままで本来の木の育ってきた姿を曝け出す
欠点と言われている部位のどこを残しつつ材として仕立てていくか?
(好き嫌いはありますよね)

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