MUKU-DATA  無垢フローリング 90x15mm  左から3枚:カエデ / 右から3枚:ナラ

節やかすりなどが入っているフローリングをキャラクター(個性)、ラスティック(田舎風、素朴)などと
言いますが、とてもいい言い方だなぁと思います。

昨日、突然当店に韓国で農産物の会社をされている方が来られて(名刺を見ると氏名は中国の方かと思います)
メルバウのパネリングを探しておられるようでした。
同じ関係の仕事をされている日本人の方もいらしたのですが、その韓国の会社代表の方はとても日本語が上手で
あれこれと1時間程度お話させていただきました。 
韓国の住宅事情は、アパートが中心ですが今後一戸建て住宅が増えてくると思うので、
内装材(無垢フローリングや羽目板、テーブルなど)の販売事業を考えているとの事でした。
その方は実際に日本から桧(熊本産)の羽目板を輸入して最近別荘を建ててそこで使用したそうで
写真を見せていただきました。
桧の節の羽目板が壁一面に張られていて、階段手摺は親柱+子柱、外観は南仏調で茶系の瓦屋根で、
躯体はRC造と言っていました。
何故にメルバウを探しているのか?→韓国では手に入る素材でメルバウが高価らしい(というか流行りそう)
花梨、ケンパス、ピンカド、ジャトパ、など赤い木や、チーク、ナットなども見ていただきました。
韓国では桧の香りは?→ 好きらしい。匂いがしなくなったらまた削るとその香りが楽しめて桧は素晴しいと
言っていました。アメリカでは確かヒバの香りを好まないと聞いた事があったので、
香りに関してはの感覚は日本と同じみたいです。
あれこれとお話している中でその方が一番驚いていたのが
節に関しての捉え方の違い。
別荘に貼った節の桧羽目板。この節がいいらしい。節はパワーがあると言っていました。
日本では丸太も木製品も 節→小節→上小節→無節、価格でいうと無節は節の3倍します。

日本では今まで造作材は特に節のない物が当り前とされ、杉の丸太も間伐、枝打ちをして、
何十年と手間をかけて丸太を市場へ出しているという形が一般的ですが、
昨日の韓国の方や(あまり木の文化がないのだろうか・・)最近の日本の住宅資材の使われ方などをみると
皆さん上手に節を活かした使われ方をされていて少しその価値観が変わってきているのかもしれませんね。

キャラクター、ラスティック、木を活かしたうまい表現ですよね。

節がある事の方が価値があり今後それがスタンダードになるかもですね、って話したら
その韓国の会社代表の方とてもニコニコとされていました。
メルバウサンプルと新潟の住宅情報誌もついでにお渡しておきました。

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