MUKU-DATA  岩室の家 | 設計:金子勉建築設計事務所 施工:そりっど 大工棟梁:杉井直樹

金子さんが設計した木をふんだんに使った岩室の家に行ってきました。
築4年ほど経ちました。
外壁は杉板です。やはり直射日光の当たる場所は多少割れや反りが出ています。
また風雨の強い場所は他の箇所より板がグレー色に変わっています。


いろいろな樹種の無垢材を使用しましたが、
経年変化により色が馴染んで柔らかく居心地のいい室内となっていました。
テーブル:栓、大黒柱:シデ、天井:杉、収納カウンター:欅、奥のキッチン収納扉:真ん中2枚=銀杏、左右=杉
見えませんが床は床暖対応の桧、と栗、手前畳間座卓:栃、などなど
はじめは赤や白や黄色のその材の色が主張していましたが、
4年経つとご覧のとおりです。

テーブルの栃や栓、2本の柱のシデの木など
金子さんの指示であえて仕上げずに使用したのですが、(施工時はいいの?って感じでしたが)
なかなか味わい深い表情、手触り感へと変化していました。

時間と共に変化してその家に馴染んでいく事も木の魅力の一つですよね。


この玄関ホールの渡り廊下兼式台は魚梁瀬杉(ヤナセスギ)
大きな木で杢の面白さで購入して暫く当社にあった木ですが、
施工当時、ここしかない!って遂に使われるべくしてここに置かれたという感じでした。

今も更にいい味を出して玄関で皆さんを迎えてくれていました。

☆ 金子勉建築設計事務所 岩室の家

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