MUKU-DATA  ブラックウォールナット カウンター材

現場からの材の寸法要求は一様にはいかず長さ・巾共にさまざまです。
プラス、辺材を残して使いたいなど加わるので無垢材ですとなかなかピッタリと当て嵌まる材は非常に限られてきます。
天然物ですので、まず材料を見てから設計してくださいとも言えず(実際はなかなか難しい)
尚且つ当然予算もありますので、求められる一枚が見つからない事も多々あります。

今回の要求。
間口芯々2730mm、巾300~350mm程度、リビングカウンター材です。
これが、ありそうでなかなか無い寸法。
2700mmですと巾が500~600mm程度が多く、まぁ、それから木取れば何てことはないのですが、
予算が合いませんよね・・

裏(先端)部分が400mm程度の材があったので、これかな・・・と引っぱり出して眺めると
L=2650mmで内法には納まるのですが、元(根元)から200mmの割れがある。
(割れはいつも見慣れている我々からすればそれもまた木の味なのですが、
新たに住まれる方からすれば、やはり気になりますよね・・・)

元は650mm巾で割れはほど真ん中ですので、割れから辺材(耳)まで350mmは確保。
裏は450mmですので、少し斜めにして製材すれば
2650x330mm程度のカウンター材は取れそうです。
(書いている事が図がないと分かり辛いですよね)

現場と電話であれこれとこの板の事でやり取りして、何とかいけそうです。
木目が若干真っ直ぐに通らないのが少し難ですが、
予算クリアーと辺材の耳を残したそれなりの良さは十分に出せるかと思います。

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