■ MUKU-DATA  杉(高野山)2150 780-910-870 t95mm 脚:鉄脚


黒の縁のある畳に、杉の一枚板の座卓
ありそうで、今は意外と少ないのかもしれない。
何故かとても新鮮に見える。

座卓の脚は平鋼 t12×150mmを長方形で作ったシンプルなもの
黒皮にクリア塗装
鉄の塊がズッシリとして重い。
肝心な鉄脚が陰で見えていないが、脚の存在が薄まることで天板が引き立って見える。

常に杢のある材を多く見ているからであろうか・・・
シンプルで端正な佇まいはとても好感がもてる。

杉は高野山の杉で奈良の銘木市場にあった丸太を挽いたと聞いている。
何故かこの杉は通常の杉とは違い屋久杉のような甘い香りが強く漂う。
一部枝が出ていた部分の出っ張りはそのまま残した。
厚みも通常は杉の一枚板は65mm前後の仕上がりが多いが
これは90mm程度で仕上がっているのでズシリとした存在感がある。
あとは樹齢、樹齢もまぁまぁいっている方で(150年~180年弱程度かと思われる)
どこか風格も感じられる。

シンプルな黒縁畳に上記のようなこの杉の要素が加わり
より端正で風格を感じるように見えているのかと思う。

樹齢の若い木であれば、このような見え方ではなく
また違った軽やかさみたいな雰囲気になったのかと思う。