MUKU-DATA  青森ひば一枚板  ADERIA 様
展示会は盛況でしたと写真をいただいた。
つい先日まで新潟市の端っこの木材倉庫にあった青森ひばが東京のど真ん中で
多くの人の目にさらされて、少し慣れない様子ではにかんでいるようにも見えて
何だかこちらまで恥ずかしくなってくる。
これが、あの青森ひばかぁ・・
活躍できて良かったねぇ・・
頑張ったねぇ・・
といった気持ちになってちょっと感動的でもある。
5月に青森ひばのお問合せをいただいて、なかなか適材がなく
あっても青森ひばは旋回木系が多いのでネジレの心配だったり、板目の割れであったりと
随分とメールでのやりとりをさせていただいた。
送った写真をざっと数えてみたら75枚、
加工前、加工後の動き、加工後の状態、割れ、最終加工方法、加工中、加工後、端材の加工
そして運送屋さんへ持込み出荷
青森ひばは大好きな材ではあるが、通常欠点と言われる部分も多く扱い辛い材の一つでもある。
特に欠点部分を先行してお話させていただき、でも利点は・・
とメールを繰り返してやりとりさせていただいた。
私が逆に担当者であったなら、もう途中で嫌になったかもしれないほど
少し加工する度に材の状態が変わっていった。
最後までメールと写真でのお付き合いいただいた担当者様には感謝している。
(お忙しいであろうに、何度も何度もやりとりしていただきながら
何をいってるんだ?この材木屋のおっさんは?と思われたかもしれない・・?汗
とても丁寧に何度も都度返信いただけたことには感謝なのです)
当初、青森ひばで思ったような適材がなかったので
別な材の提案も考えていたが、良くお話を聞くと、
津軽びいどろ」の展示用なので、青森ひばは外せないらしい。
津軽びいどろと検索してみると、
わぁ~ と魅力的なグラスが目に留まる。
本州北端の地域で独自な文化を感じたりする。
以前、車で山形~秋田~青森へ入り、車中泊しながら早朝山中で
青森ひばの貯木場があったので車から降りて
朝の冷たい空気と混じって青森ひばの香りが辺り一面に漂っていた景色を良く覚えている。
「青森ひばと津軽びいどろ」
いづれもその地域独自なもので相性もバッチリなんだね、
そんな事を思ったりした。
何度も何度もやりとりさせていただいたので、
この展示会での青森ひばの一枚の写真が感動します。
お声がけいただきました事、何度もメールでお時間いただきお付き合いいただきました事、
そしてご縁をいただけました事に感謝なのです。
どうもありがとうございました!
そしてご縁のきっかけになったこの青森ひばにもありがとう!なのです。
今はまだはにかんでいるかもしれませんが、
何度か回数を重ね、時を経て、いづれ堂々と、
そこに置かれる「津軽びいどろ」を引き立たせてくれる名脇役になってくれるであろうと
信じています。
津軽びいどろ

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