MUKU-DATA  槐の茶筒 槐の瓢箪型ストラップ 一位の一輪差し

お盆休みに南会津方面へドライブした際、山間の道を走っていたら
「木地」の看板が見えたので、流れのまま一旦は通過したが
気になったのでUターンして寄ってきた。

木地作りの木工体験ができるようで、ちょうど5~6名の集団が
作り終えたところだった。

ここが出来た頃の10年以上前に、たしかここへ立ち寄った事が
一度あったことを思い出した。

木工用のろくろ、木工旋盤を数台備えた作業室を併設して
そこで作られた木工品も販売していたのだけど
商売っ気はあるようには見えず
体験等を重視しているようなところだった。

一位(イチイ)で作られた一輪差しや槐のストラップ、
この槐で作られたものは茶筒だろうか・・?
蓋は少しガタツキはあるんだけどそこはご愛嬌
材の乾燥が甘かったか・・?
でも、一位や槐を見ているだけで気持ちが揚がる!

一位も槐もこの辺で伐採された木らしい。
ここら辺も一位なんて生えているんだね。

一輪差しの台として、同じ一位の枝から切った輪切りを使っていたり
なんだか素朴で可愛らしかった。

どれも敢えて白太部分を意図的に入れる木取りしているように思い
ちょうどこれらを作られたおじさん(木地ろくろの体験指導員でもある)と
話をしていたが、たまたまどれもご本人が作られたものだった。
木地を挽いた時に表れる赤身と白太の見え方を考えて
木取りして製作しているらしいが、、
作ったものがどう見えて、どう見せるか?
やはり木取りだなぁと思う。
ストラップの紐も自分で編んで作っているらしい。
おじさん凄い!

田舎の方へ行った際は道の駅とか物産館とか
木工品はチェックするようにしている。
それぞれの地域に伝わり今も残るその地域の伝統の木工技術

流行りの作家さんものも良いし、伝統工芸士さんの技巧も良いけど、
名もない素朴な木製品もどこか心を打たれるものがある。


事前に連絡いただければいつでも教えますよって
名刺をいただいた。
一人でもいいって言っていたんだっけど、
オリジナルな自分用の器や一輪差しなどやってみたい人、
どなたか一緒に行きませんか?
秘境木地ろくろ体験ツアー!!