MUKU-DATA 竿掛け万力 材種:シャム柿、伊吹(イブキ)

約1年ほど前にシャム柿のお問合せをいただき
そんな道具があるんだなぁ・・とこの万力の事を知って
床柱には長さが足りず、框?う~ん??って芯去りのシャム柿があったので
使えなかったら返してくださいと、材を送ったら十分に使えたようで
後に再注文の電話をいただいていた。

他にまだ少しだけストックのあるシャム柿だが
どれも表面に小ヒビが入っていて果たしてどれが適材なのか・・?
そもそも本格的にヘラブナ釣りをやった事がないので(小学生の頃、遊びで軽く程度)
その竿掛け用の万力が一体どういうものなのか?
ひび割れはどの程度許容されるのか?などなど
経験がないと自信を持って材を勧められないものである。

未だ、問合せをいただきながら1年以上の返事ができていない
ランディングネットのフレーム材
楽器系の材も2~3、返事が出来ないままのものがあるので
申し訳ないと思ってはいるのだが・・・ 今更感はある。
(ほんとごめんなさい、適材かどうか判断がつかずにいます)

シャム柿をお問合せいただいたのは関東からなのですが
今回、自分で判断できないので(遠方なので申し訳ないんだけど)
何本かあるのでもしでしたら一度見にご足労いただけませんか?
とお話したら、昨日、時間を作って見に来ていただいた。

現物も持参いただき、はじめて現物を見る事ができた。
シャムもいいけど、オレンジ色の木は伊吹(イブキ)
これも目が積んでいて、なかなか良い感じに見える。

材の木取りから加工、塗装まで全てを一貫して行っているらしい。
ハイクオリティー!
木はこんなところにも使われていたんだなぁと・・
また新たなジャンルを知ることができた。

黒柿、黒檀、シャム柿、伊吹、槐、花梨瘤・・・
スネークウッドでも作った事があるらしいし、スポルテッドもあるらしい。
そうなんだぁ・・・
シャムを選ばれる際は、白太が多い方が良いらしい。
白太部分を入れながら木取りして製作した方が表情が面白いものが作れるとの事。
そういえば、約1週間ほど前に、家具製作の会社からやはりシャム柿の問合せをいただいたが
そちらはテーブルの脚を、白太のない黒だけで作りたいようだった。

木取りはセンス、木を使って出来上がるものをイメージして
よりよく見せる、見える為に
どこをどう木取るか?作る人によって千差万別かと思う。
同じ形のものを同じ材種で作るにしてもその木のどの部分を使うかで
見え方は違い、好みが分かれてくる。
だから面白いし、木取りはそれぞれの個性が出るので重要な作業となる。
その前段階が材木の選定になるかと思う。

はじめてお会いしたが、自らの手を動かして直向きにモノ作りをされている人の
言葉やお人柄には嘘がなくそれがそのまま作ったものに表れているのかと思う。

趣味や道具類ってどこか男心が擽られますよね。
シャム柿で作られた万力もいいし、違う色のものも欲しくなってくる。
ここ数年、木のペン業界も個人作家さんが色々なレアな材でペンを製作されているのを見かける。
1本持ったら、また別な1本と欲しくなるのでしょうね。。
コレクションしたくなってくる。(一枚板もそうなってほしいけど😓)

タモ置き用の伊吹で作られた万力を1個いただいたのですが
私は釣りはしないけど、、
これだけの技術があるのならこれを応用して何か特別なものが作れそうで
今まで木製品ではなかった、心擽られる何かないかなぁ・・と
考えています。
何かに応用できそうですよね。

木の話をしていると3時間、4時間とあっという間に過ぎてしまいますね。
昼飯も食べずにずっとお話を伺って充実した時間でした。