
■ MUKU-DATA 新潟市 Y様宅
数年前にリフォームさせていただいたお宅へ週末お邪魔してきた。
調べてみたら5年が経過していた。
楢の床、栗の床、チークの床にアッシュの階段踏板・・
木のテーブルとデスク、木の枠材(造作材)など
木部部分はどこも経年変化し漸く本物の良さが醸し出されていた。
更に5年、10年後には深みを増して
これぞ本物へと深化することかと思う。
この日の朝は、ついに新潟市内にも朝から雪がチラつき
薪ストーブの柔らかな温かさはなんともいえない心地よさがある。
室内の所々に木で作られた家具や置物がバラン良く配置され
目に入ってくる。
職業柄、木製品、木部へ視線は引っぱられてしまうのだけども
そんな中、特に目を引く気になるものが1点あった。
これ、なんですか?
木の切株らしい。山を散策中に形の良い切り株があったので
拾ってきて、チェンソーで粗くなっている木口をサンドペーパーで少しだけ
磨いたとの事
樹皮は付いたままで、木口の曲線がとても美しい。
テーブルに腰掛け窓辺に何気なく置かれてあるのだけど
これ、いいなぁ~・・・って眺めていた。
木工家に何か木の置物を頼んだとしてもこの形はなかなかできないのかと思う。
自然が創り出した木の造形の断片かと思う。
施主さんのアイディアでできあがった栃の時計ケースも何気なく置かれてあった。
テレビボードの脚は丸太の輪切りが使われている。
所々に自然のままの形が残ってあるものが置かれていることで
森の中にいるような優しくゆっくりした時間が流れているような感覚になってくる。
日常はハードスケジュールに追われる施主さんだけど、丁寧に大切に生活を送っている事が垣間見えてくる。
忙しい人にとってこそ必要な場所と時間なのかもしれない。






