MUKU-DATA  欅(ケヤキ)Y字一枚板

枝分かれで枝部分が横に広がった欅の板を削っています。
今回は大工さんに仕上げて貰っています。
時間があるときに来ていただき弊社の作業場でやっています。
やりたくないという大工さんも多いのですが、
やってみたい!色んな木に鉋をかけてみたい!っていう
木が好きな人にお願いしていますし、
それが木にとっても一番いいことかと思います。
木が好きっていうか、刃物・鉋好きなのかもしれません。
通常の住宅の仕事では手鉋を使う現場も今は少ないのかと思いますが、
刃物好きな大工さんは意外と多く、
自分で研いだ刃物を色々と試してみたいようにも感じます。
加工に関しては、大工さんにお願いすることもありますし、
特別な脚など必要な場合はお付き合いのある木工所さんに依頼することもあります。
また大型機械のある加工所へ頼むこともあり、
求められるご要望に見合うような形で仕上げていきます。
先日関東方面に行った際に一枚板関係の家具屋さんを10軒ほど
見させていただきましたが、
120点っていう位、キレイにおめかしされ陳列されたものよりかは、
木本来の特性を隠さずに、割れがそのままだったり
仕上げもピカピカよりは#240番程度、って感じのものの方が
より自然な感じがしていいなぁ・・と個人的には感じました。
いづれにしても、一枚板とそこに見られる木目は
自然の大地に根を張り、生き続けてきた証の断面ですから
どんな木であろうと、どんな仕上げであろうが、
「木」である事には変わりはないのですよね。

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