昔よく見た輪切りの座卓や衝立は
今時の家の中から姿を消してしまった。
綺麗過ぎるほど仕上げられ表面を縁取り加工された上から
ウレタンで何重にも塗りこまれて艶を出した表情が
現代では受け入れられなかったのでしょうか・・
純和風イメージで定着してしまった事もきっと一因でしょう・・
昔の人は座卓、茶箪笥、衝立と、
杢目を鑑賞するという気持ちが今の人より強かったのかもしれません。
あの古い家にどこにでもあった座卓や衝立たちはいったいどこに行ってしまったのでしょうね。。。
昔ながらの花梨の輪切り板をここに置いてみました。
衝立とか大そうなものではなく、部屋の隅の壁に立て掛けてみたという感じです。
真っ赤な花梨の輪切りが
ここに足りなかった何かをうめてくれましたよ。