MUKU-DATA  クラロウォールナット変形、巾広一枚板

巾広のウォールナット2枚(まだ未乾燥なので使えるまで数年必要)
バストゥーンウォールナットと記載があったが
色合いや杢目からクラロウォールナットのような・・

巾広でH型、末は枝分かれのY字
クラロ特有の耳の部分には瘤の出っ張りがあり杢もある。
美しいというよりは、このクラロは迫力がある。
それぞれの木には当然ながら材種による特性があるが
ウォールナットが長く一枚板のテーブル天板として選ばれてきたことには
それなりの理由があるし、やはり見た目と質感などトータルで考えると
この材種が一枚板テーブルに適していることを感じる。

現在、半乾燥状態なのでもう数年、天然乾燥が必要かと思う。
共木の2枚だが、右の1枚は芯に近い部分で若干反りもある。
これは高周波プレスするとある程度は効果があるだろう。
(高周波プレスは反った板であれば何でもプレスすればいいとも限らない。
反りの状態や材種、プレス後にどうなるか?など
材種、材の状態によって判断している。
過去に共木の何組かをプレスしたもの、プレスしないで削ったものとして
実験してプレナー加工後にどうなるか様子を見ているが
高周波プレスしなければよかったと思う板もあるし
やって良かったという板もある)

先ずは暫く寝かせて天然乾燥を更に行おうと思う。
片付ける前に、材の状態をチェック
割れ止めの塗りが甘いので再度必要箇所に割れ止め、カスガイを打ち
しばらく眠ってもらおうと思う。



クラロウォールナット巾広変形一枚板 左側





クラロウォールナット巾広変形一枚板 右側