MUKU-DATA  クラロウォルナット Y字一枚板

欅のY字の3枚の削りが終わり、
今度は大きなウォールナット3枚の削りをしています。
木の癖を見ながら一枚一枚、手加工で仕上げています。
機械加工もいいのですが、一様に厚みを揃えてしまうと反りもありますので薄くなってしまいます。
微妙に厚みを調整し木の癖を見ながら削っていきます。
木は自然の産物ですから、加工も手で仕上げることの方が相性もよく
より自然な趣きを残して仕上がるようにも見えます。
木にとっても、機械に通されるよりはいいのかなって思ったりします。
全て手加工という訳ではありませんが、
大きな板やこのようにY字一枚板、癖の強い木や、特殊な杢目のレア材などは
手で仕上げてあげたほうがいいのかもしれません。
欅もこのクラロもいづれも枝分かれ部分にクロッチ杢(さば杢)が出ていますが、
大工さんは欅よりも数段鉋の掛かりがいいと言っていました。
身近で木の特性など感じる事ができるのもいいことです。
このクラロの共木、4枚ありましたが、これが残りの一枚で、
削ると部分的に白っぽくなるのですが、
直に色が付いてきます。
クラロ特有の色合い、杢目が顔を出してきました。

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