MUKU-DATA  オレゴンウォルナットに蝶チギリ用の材料

          左からアフリカ栴檀(タンボチ)、アマゾンローズウッド、ロックファー、ウォールナット
          手前:縞黒檀
オレゴンウォルナットに割れと抜け節の穴が開いていたので
蝶チギリと埋め木を検討しています。
一枚板は乾燥途中で反りはもちろんですが、
板目部分のセンターの両木口から割れが生じることも多いです。
割れない材の方が少ないと言えます。
割れの処理に関してはもう随分と何周も考え巡ったのですが、
語弊を恐れずに最近思っていることを言うと(その板と割れ方の様子にもよりますが)
もう割れたままでいいじゃね?って。
もう、ではなく、
こっちの方(割れたままのほうが)が自然で力強さも感じ、
かえってチギリで処理するよりいいかもねって材種や割れ方によっては
そう感じる一枚板も個人的にはあります。
その割れ部分にシンプルなロートアイアン(鍛鉄)の鎹を
木口から打ちっ放しっていうラフな仕上げの方が
その魅力が更に引き出るような材と割れ方をしている板も時々あります。
このオレゴンは縮み杢が左右に入った上品な感じの板ですので
こちらに関しては
キッチリと蝶チギリを入れようかと思って材を検討しているところです。
両木口からセンターに、上は約4cm、下からは約25cmほど割れが生じています。
上には小さめな蝶チギリを1つ、下は大1つ、小一つ、計3つの蝶チギリを検討中。
現物に合わせてチギリ用の材を選定していたのですが、
はやり固い黒檀で埋めるのがピシっと締っていいのかな。。
と思います。
チギリ一つがとっても大事なんですよねぇ。。。
蝶チギリが入ることでよりその板が映えるような・・
割れに鍛鉄のカスガイを打ち込んだ姿がよりかっこよく見えるよな・・
割れてない板に打ち込むのは無意味ですから
チギリや鎹は割れていなきゃいけない。
「かっこよく割れた板ありませんか?」って・・
そんな感じになるといいんだけどなぁ・・・

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