MUKU-DATA  材:棕櫚(シュロ) 橦木  国上寺

数日前、関西方面のお寺様から撞木の件でお問合せをいただきました。
鐘を鳴らす木の棒、撞木(しゅもく)で「棕櫚の木」を探しているとの事。
お付き合いのあるところに確かあったような・・と早速行って
写真を撮り、現物はこのようになっていると送る事になりました。
ご住職いわく、心を込めて精一杯鐘を撞くので、
やはり棕櫚の木がそれには最適だと言われていました。
ちょうど数日前に、今話題?(イケメン官能絵巻、SNS炎上供養など何かと攻めている?お寺様)の
国上寺に行った際に鐘つき堂の棕櫚の撞木があったので写真に収めていました。
ジャストタイミングです。
棕櫚の木 4.8m φ150mm前後 やはり少し曲りがあるようですが・・
必要な長さは2mほどと言われていたので
ほぼ曲りを省いて使えそうです。
この手に関しては完全無知なので画像検索してみると
棕櫚の毛を取った状態で使用しているところと
毛の下にある皮まで剥いて木地をだして使っているところもあるようです。
木は一般的には皮がある状態ですと虫が入り易いのですが、
棕櫚の場合、虫に強いのかどうなのか?
でも皮を剥いたものより写真の状態の方が
何だかありがたいものに見えたりします。
鐘の音の響き、
今後は違った視点で耳を澄ますことになるでしょう。

コメントを残す