■ MUKU-DATA  鈴木忠志 SCOT 聖地・利賀村

秋分の日の連休、雨・・しかも能登半島方面は豪雨・・
地球環境の変化による自然災害は止むことがない。

日経新聞に私の履歴書という欄があり、いろんな方面で活躍される人たちの過去から今、未来へと特集が1カ月間毎に交代で書かれてある。
9月は鈴木忠雄さんで、演劇の世界の事は全く知らなかったので
そんな方がいて富山の山奥にそんな場所があるのか!?
これはいつか訪ねてみなければいけないと思っていた。

連休、特に約束もなく朝起きて思いたち急遽利賀村へ向かった。
富山市から約40kmほど1時間半くらい、それほどの山奥でもないかなぁ・・と思っていたが
一部対向車とすれ違えない道もあって結構キツイ道も多かった。
(帰りは井波へ向かったが、こちらは2車線最後まであったので
南砺市方面からR471で来る方が楽。まぁ殆どクネクネの道でしたが)

道中、ほぼ民家もなく、利賀村へ近づくと漸く民家が少し見えてきたが
軒下から多くの方杖で支えている小屋を何軒か目にして
雪深い地域だと想像できる。

予備知識もなく思い立って直ぐに向かったので
残念ながら茅葺屋根の合掌造りの演劇舞台内部を見る事ができなかった。。

古い合掌造りの建物を改築してそこを舞台として多くの人たちに使われてきた
その空間には独特の空気感が流れていることだろう。。
演劇を行っている時はその舞台装置しても効果的だろうと想像できるが
誰もいない静まり返った空間、それはそれで
そこで使われて続けてきた柱や梁などの木材などから
きっと何か放たれている独特な空気があったに違いない。

気持ちが満たされないまま、ここをあとにしたが
これは今後公演ある際に、再度来なくていけない。


➡ 富山県利賀芸術公園
➡ 利賀を彩った人々 磯崎新
➡ 中日新聞 建築家・磯崎新さん 追い求めた〝劇場という住宅〟




あ、野葡萄だ  (そんな季節・・ )