MUKU-DATA  LIKE A ROLLING SNOWBALL / IZUMI KATO

なんかないかなぁ・・と
お正月やお盆、GWなどまとまった休暇になると普段仕事以外で
あれ見たいなぁとか、やりたいなぁとか、何か身体の中に今までなかったものを取り入れたくなる。
きっと何か刺激になるものが欲しいのかと思う。
なんとなく調べていたら、
あ、そーだこれ加藤泉さんのこれこれ、これ確か日曜美術館のアートシーンで見て
いいなぁ・・って思っていた人、
やってんじゃん、
原美術館は3日まで休館、残念・・2日の日だけ東京のホテルを予約したから
(普段1万近くするホテルが正月2日は宿泊客は少なかったんだろうね、朝食付きで一人4000円と激安だった、ラッキー)
でも群馬にあるハラミュージアムアークこっちはやってるね、
って事でこちらの加藤泉さんの過去作品中心を見てこれた。
日美のアートシーン見るまでは知らなかったし、
普段からそう美術やアートに関心を持ちながら生活してるわけでもないんだけど、
時々、あぁ、これ良い!ってのに出会う。
美術とかアートって何か本質に迫ってくるものがあって
嫌いではなくどちらかと言えば好きな方だとは思うけど。。
テレビで見た瞬間、あ、これ良い、好き。何かくる!って
そんな感じ。
写真を撮れるのは木彫展示室正面のみだけだったんだけど、
木彫も楽しいんだけどどちらかといえば絵画、
絵の微妙な色使いがドツボ、あと様々な素材の組合せもドツボだった。
1969年生まれ、音楽好きで学生時代はバンドを組んでいたらしい。
20代前半のバブルの余韻が残った崩壊時期、同世代だから余計に何か響いてくるのかもしれない。
(音的なものもきっとあるんだと思う)
特別展示室の觀海庵での「加藤泉と古美術の名品たち」の
狩野永徳の虎図や応挙の図巻、
違い棚に置かれた江戸時代のぶりぶり蒔絵徳利提とソフトビニールで作られたフィギアみたいなものが
混在して置かれているが、そう違和感もないっていう感じ。
普段から建築の中での床の間、違い棚などの装置を使って
今風に設えしてもっと楽しめないものかなぁ・・と思っているので、
とても楽しかった。
因みにここの設計は磯崎新氏で、榛名山、越えてきた三国峠の山脈と空気の良さ
さらにこの日は人も少なく、3倍得した気分。
一通り見終えて、また展示室入って、って3~4回見たかな・・
何か癖になる甘い毒みたいな感じ?
言葉ではやっぱ言えないんだけど。。
追記:
絵画の額(多分オーク材)とか彫刻の置く台など
きっちりと作られていた。きっと木工をやっている専門の方がちゃんと作っているんだと思う。
どうしても材木屋視点でそっちにも目がいってしまうが、
そこ辺り、雑なものが多いことが意外に多い。

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