DATA  陰翳礼讃 谷崎潤一郎


今更ながら「陰翳礼讃」 この業界に携わっている方ならほとんどの人が
目を通している、日本の美の教科書のような本です。
昨夜、改めて読んでみました。
昭和の初めに建てた家に住んでいた事がある方ならその感覚は懐かしく思うでしょう。
「そこの空気だけがシーンと沈み切っているような、永却不変の閑寂が……」
これは和風に限った事ではなく、建築家がつくり出す現代室内にもその感覚が漂っている事が
多々あります。
どのような室内が一番自分らしく落ち着いていれるのか、
改めて考えたりしていました。

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