MUKU-DATA  ヴィンテージ t15mm(2mm挽き板)90 / 126 / 189 L=乱尺 OPC(ワンピース)

ヴィンテージ調の床材、壁材が一つの選択肢として定着して久しいが
まもなく経つと便利なもの、現場で施工しやすいものが出てくるってのは建材業界も同じ。
ここのメーカーは巾が90mm、126mm、189mmの3種類、
2mm挽き板のOPC古材を貼り付け、実加工を施してある。
他メーカーは5mm厚で、乱尺ではなく1820mmに貼りつけてあるのでもっと施工速度はあがるだろう。
時間があると古材を集めているっていう内装兼大工さんがいて
数年前に弊社に捨てられずに立て掛けてあった貫やタルキなど持っていってもらった。
他にも市内の若い大工さん(内装)で足場板、古材を集めている方がいるのは
だいぶ前に耳にしている。
収集場所は引退した大工さんの作業場だったり、お寺の縁の下だったりと聞いた。
自ら収集している人は、きっとこれはどこにどう使おうかなど
想像したりイメージできていたりするのだろう。
古材の風合い、あれに惹かれるという正体は何なんだろう?
むしろ新品より高い場合も多く、時の長さをお金で買っているということなのか?
鉄しかり、錆の風合い、
そして木材の朽ちかけて枯れる表情、
いづれも私自身も好きなテイストの一つである。
メーカーが作る施工しやすい便利なものを決して否定している訳ではないが、
割れたり反ったり釘が残っていたりとそのまんまの古材を
配置、バランスなど面倒しながら手間をかけて作り上げた時は
更に古材の良さ、材の良さが引き立つ空間となるのでしょうね。

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