MUKU-DATA  大阪銘協 全銘展 11/21~22  大阪銘木協同組合

声をかけていただいたので先日、大阪の銘木市へ初めて行ってきた。
確か、6~7年ほど前に鳥飼銘木町の銘木店へ行って際に、
大阪銘協の市場内は見学させてもらったが実際に市が行われている現場は初めての事。
21日は針葉樹、22日は広葉樹、しかも今回は全銘展という事もあったので
普段の平市はどうかは知らないが多くの材と人で賑わっている印象だった。
銘木市場へは岐阜、東京、秋田は行っているが
それぞれに出材される材も若干違い、競りの速度や流れも違いがある。
大阪での印象は、全銘展という事もあるのだろうが、
古い唐木類など乾いた材が多い事、古い一位(イチイ)も多く出ていたので
何点か購入した。
競りの流れはテンポよく、トントン拍子で進むので
前日の下見で買う物以外でもずっと競りについて行っても疲れない感じ。
競り子の個人差はあるのだろうが、子気味良いリズムで進むので落としてくれるのも早いし、一瞬迷うと、もう次へ進んでいる感じ。
競り子と業者の無駄のない掛け合いもあり、
スピード感ある中でもどこか思いやりのギャグも入り、あぁ・・大阪らしいなぁ・・って思った。

新潟からは車で600km弱あるので、飛行機に乗れない私は前日移動で関西入り
京都で宿を取り(折角京都にきているのに何も京都観光もできず、宿の直ぐ近くに東本願寺があったので、調べていると毎朝朝のお勤めの晨朝法要(おあさじ)というのがあるらしく早朝お話を聞いてきた。物の価値観の話で、何だかタイムリーな事だった)
大阪入り、
21日針葉樹の競りは行われていたが目的は広葉樹だったので
翌日の下見を中心に過ごした。
全銘展という事もあり、全国から材木屋、銘木屋が来られていて
どんな感じで仕事してる?とか何挽いてる?とか情報交換などして皆さん頑張っている姿に触れ刺激をいただいた。

翌日は広葉樹の競りで本当に欲しい材は5点ほど、
変えたものもあるし、買えなかったものも当然あるんだけど、、
巾広700mm巾の3mの黒檀は欲しかったけど全然金額が合わなかった😓

翌23日は祝日で久しぶりの大阪だったので、
学生時代にお世話になったミナミのアルバイト先の店主に合う為に大阪で1泊。
その頃に連れていってもらった西成の大衆酒場が忘れられず、
無理言って連れて行ってもらった。
店主の親友らしく、その頃はまだ開業したてで、
元々は料理店の息子らしく、西成で商売できればどこ行ったって商売できると
酒場を開業して35年ほど過ぎたという。
そのお店にはじめて連れて行ってもらったその頃私は20才ほどで、
イカツイ風貌のおっちゃんと西成という立地で、怖かった印象が残っているが、
歯に衣着せぬ大阪弁と料理を真剣に作る眼差しのプロ根性には
あぁ・・いいなぁ~  大阪ってやっぱ良いし好きだわぁ・・って
関西風味の味も人も銘木も吸収することができた。












大衆酒場 西成のあづま屋さん、
一見、イカツイ感じのおっさんだが、人情味ありが料理を作る目は真剣。
また大阪来たら寄せてくださ~い。