
■ MUKU-DATA 栃 巾広 変形 一枚板 天然乾燥材 Rプレナー仕上げ済
木材倉庫へ来て3年、その頃既に製材後約10年ほど経っていた栃の巾広一枚板の2枚を
ランニングプレナー加工して材面が良く分かるようにした。
削ると更に杢が浮き出てくる。
縮み杢だったり一部瘤杢があったり、キラキラした栃らしい顔が表れた。
木、特に一枚板は乾いていてなんぼかと思う。
十分に乾いていても室内環境(主には湿度)の影響を受けて木は少し動いたりする。
未乾燥材、半乾きの一枚板を使うのはその後が心配で使う事はできない。
責任の所在も曖昧となる。
木だから動くとは良く言われる事だが、その前にその材が十分に乾燥期間を持っているかどうか・・
十分に乾燥している材であるならば、致し方ない部分もあるだろう。。
天然乾燥材に関しては、常に目に見えない乾燥期間3年前後(材種による)を
誰が眠らせるか・・が問題となる。
市場に並ぶ多くの板は製材したての生材の一枚板である。
その後、樹皮を剥がして、割れ止めや適所に鎹を打ち込んで眠らせる。
途中、害虫被害にあう事も多々ある。
その過程は工務店さんに卸す材木屋が担うのか?
生材を購入した工務店さんの方で管理して眠らせるのか?
いづれにしても 挽き立ての生材を使える材にするには乾燥期間が必須となる。
木、一枚板はちゃんとその木の特性を見極めて乾燥したものを使えば大きな問題はない。
生材を、まぁなんとかなるだろう・・いけるだろう・・と使ってしまうから問題となる。
過去に何度か失敗をしてきたからこそ言える事でもある。

左:栃一枚板 サイズ 2200 520-1200-1000 t60mm 天然乾燥材 Rプレナー済










右:栃一枚板 SIZE 1900 1100-850-1450 t65mm 天然乾燥材 Rプレナー仕上げ済












