MUKU-DATA 栃巾広一枚板 2400 1200-1430-1300 t60mm Rプレナー済

〇〇過ぎるというのもなかなか・・普通にはいかないもので・・
通常一枚板のダイニングテーブルの天板は板巾で750mm~1000mm以内
板巾1m以上の一枚板テーブルを前にして椅子に座ってみると
前面のスペースがたっぷりとあり大らかな気持ちになるように感じる。
しかし、例えばお酒を酌み交わす際は座ったままでの酌はできず都度椅子から腰を上げ、
対面の人も杯を前の方へ伸ばさなくてはいけないということになるんだなぁ・・
という経験もある。

このトチ、板巾は広いところで巾1.5m弱あるので
両腕を広げても何とか両耳が掴める大きさで倉庫内を移動させるのに
一苦労
取りあえず倉庫に入って正面に立て掛けた。
このドデカイ栃、削る前は少しは杢も出るかなぁ・・程度だったけど
削ったら色んな杢目があちこちに現れて
あぁ・・栃っぽいなぁ・・ 栃だなぁ・・とあらためて思う。

やはり粗木のままではその木が持っている本来の姿は半分も分かならい。
削る事でその木が持っている本来の姿が顔を出し、
更に塗装することで杢目は強調される。
製材後数年、天然乾燥の為に寝かせている期間に材面は埃をかぶり
その木の顔がよく見えなくなってしまうので素人の方には粗木から
判断するのは難しいのかもしれない。

しかし大きい。
こんな大きな栃の木はどこに生えていたのだろう。。
そしてこの同じ丸太から挽かれた共木は一体どこへいったんだろう。。
この木は東京の市場で4~5年前に縁があって弊社へきた木で
それ以外の来歴は分からない。
きっとどこかにこの栃の兄妹がいるんだろうけど
この大きさだと目につきそうだけど兄妹を見かけた事は未だない。

この一枚の大きな栃の材面にはさまざまな杢目が表れていて
見ていて飽きる事がない。
更に輝いてもらいたいからオイル等を塗りたい衝動に駆られる。
オイル塗装、もしくは無塗装派ではあるけれども
これセラウッド塗装などウレタン系を塗って仕上げても映えるだろうなぁ・・

一般家庭には使い辛い大きさか・・・
オフィスの会議室なんかにはどうだろう?
応接室などある程度対面距離の必要な交渉にも向いているのかもしれない。。
飲食店ではどうだろう・・
この大きさがあれば、対面に知らない人が座っていても
気にならないのかもしれないなぁ・・

いつ、どこの、どんな場所にご縁があるのだろうか・・
具体的に想像できない・・

大きいのにどこか軽やかな印象もあって、、

でもそれにしてもやっぱりデカい!