■ MUKU-DATA 天然乾燥中の一枚板たち 新発田屋木材倉庫 (10/15 )
最近、木材倉庫へ来てそこで眠っている一枚板たちを
じっくりと見る時間が取れずにいる。
天然乾燥を終え、材面を削って倉庫に立て掛けてある材は
ここに来れば倉庫内を歩きながら一枚一枚声がけをしながら確認しているけど
庇に寝かせてある一枚板たちのチェックもとても重要な作業の一つ。
割れ止めを塗り桟入れしてから何年経過したか?
材の状態、虫にやられていないか?とか
一般的にいうと製品・品質管理ということになる。
一枚板が削られて倉庫で立て掛けられるまでには
製材されたそれらの皮むきから始まり割れ止め、必要に応じて鎹打込
桟を入れて保管、その都度チェック
多くの手間と時間が必要となり、注いだ愛情分がその姿となって
そこに並べられている。
愛情を持って手をかければかけるだけ応えてくれる。
分かり易いと言えば、分かり易い、手間と時間の結果の姿と言える。
これはそろそろ削ってもいいなぁ・・と思える材が
倉庫の奥の方に眠っている。
奥の材を出すには手前の材を全て取り除かないといけないので
結構時間が必要になる。
今年中にやるか?雪が解けた来春にやるか?
どうしようかなぁ・・・と一枚板たちと相談していた。