MUKU-DATA 左から黒檀、アサメラ、タモ、マホガニー、セコイア

頼まれた材の適材を探し、提案する。
毎日の仕事の一つでもある。
リビングテーブル、店舗のカウンターから
小さな材は棚板、トイレカウンターなど
もっと小さな材は木工の小物、ペンブランク材まで。。
材種、サイズ、価格、指定材種のない場合は好みの色合い、・・
バシッとハマる適材があれば良いが、自然素材が相手なので
なかなか思うような材が直ぐに見つかることは多くない。

昨日はトイレの脇に入れる小さな無垢のカウンター材のリクエスト
材種は桜、辺材の耳は落としてストレートカットで、
サイズ的には1800×270mm程度
この前まであったのになぁ・・と思いつつ必要以上の大きさの桜しかない。
巾500mmの桜から必要部材を落して木取りする事は可能だけど
コスト的に高くなり過ぎる。
果たしてどうしても桜が必要なのだろうか?
優先順位は? 材種?色?それとも価格?
代替案としてサイズ感があっている他の材種を数点提案させていただき
答えを待つ。

どうしても一つの材種に拘るとするならば、
それは色なのか? 名前なのか?
拘ったわりに出来上がったものの効果が薄い事は良くある事。
全体を見ながら部分を見る目が必要かと思う。
(部分部分で全体は構成されているのだが・・・)
その逆で、たいして拘っていなくパッと見で選んだ小さな材が凄く輝いている事も
あったりする。
十二分にイメージが掴めていたのかもしれないし、選ぶの人の感性の問題か?

選択と効果
建築や材木だけでなく服や料理、ビジネス、全てに通じているのかと思う。