MUKU-DATA  左からクラロウォルナット、樟瘤、材種不明 ブナ?

円形の一枚板、
昔、和室にあった輪切りの年輪がわかるブビンガ材などありました。
最近ですとモンキーポッドの輪切りも時々目にします。

今回は楕円のちょっと変わった材をご紹介。

①クラロウォールナットの輪切り 1100×1000 t70mm

まだ乾燥していませんがクラロの輪切りです。
樹芯に割れ防止に縞黒檀の蝶チギリが打ってあります。

年輪を見ながら年代ごとにその成長過程が見れます。
クラロをこよなく愛したジョージ・ナカシマ風に作るのもいいのかもしれません。

②樟瘤(クスコブ)  1100×1100 t52mm  2017 10/19 SOLD OUT

テーブル材として長く使われていたものと思われます。
裏面には脚の取り付けの為、深さ10mmほどの座彫りがあります。
これは輪切りではなく大きな瘤部分を製材したのでしょう。
粒も細かく、なかなか見ない良材かと思います。

③材種不明(ブナとは言っていたが定かではありません) 1000×900 t52mm

一見輪切りのように見えますが、芯はありませんので、
大きく屈曲した部分を製材したものと思います。
よく見ると細かい縮れた杢目が全体に見られます。
こういった材は漆で仕上げたらいいのでしょうか・・・
生地仕上げでも良くなりそうです。
長野の旧家の蔵出し材と聞いています。

こういった円形といえば、花梨や楓、欅など、
昔、衝立としてもよく使われていました。
今は一枚板といえば耳付き板目挽きがほとんどですが、
楕円形の一枚板も今風にアレンジすれば
とても魅力的なものかと思います。

他に神代ナラ、花梨などもございます。
また機会があればご紹介させていただきます。

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