MUKU-DATA  栃一枚板 巾広 杢あり  未乾燥


昨年末に市場で縁があって、弊社へ2枚きた巾広の栃
元々は新潟の市場で出材された丸太で県外へ行き、
製材された板は
過去に見たこともないような杢目だったので購入したものです。

市場には4枚出材されてあり九州、関東、新潟と市場からそれぞれの地へ旅立っていった。
弊社が購入できたのは純白ではなく赤身が入っているが、それはそれで面白い。
一番辺材付近の純白で一部に樹皮が残っていたものも良かったし、
その次の純白で製材されたものは4枚の中で一番素晴らしい杢目だったが、
予想以上の高値となり足元にも及ばなかった。。
赤身のある2枚が弊社に縁があった訳で、うちらしいと言えばうちらしい木だと思っている。

凸凹に入り組んだ樹皮は剥がれにくく、時間があると
丁寧に樹皮を剥がして今まで手入れを行っていた。
栃は大きな割れは比較的少ないのだが杢目の部分に細かなヒビ割れが出る事が多く
春になり急激に気候も乾燥してきたので、昨日急いで割れ止めを施した。
一般的な一枚板とは杢目が違う栃だったので、
割れそうな箇所を良く観察し過去経験を踏まえていつもとは少し違った塗り方で割れ止めを塗った。
どうかなるべく小ヒビがでないことを願っている・・

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林野庁長官賞となっている丸太から挽かれたのがこの栃一枚板となります。