そろそろ乾いてきたので、倉庫から引っぱり出して
杢目の表情を見るのに表面を水洗いしました。
これは板に「クラロウォールナット」と書いてあるのですが、
やはり接ぎ木の痕がある物以外はクラロの称号は与えたくないような気もします。
この3枚は県内の某材木屋さんが持っていたので数年前に分けてもらったものです。
この丸太を購入した業者さんは調べていたら分り
「クラロ」の丸太として買ったらしいから、
接ぎ木部分が外れた部分なのでしょうか・・・
虎杢の載ったもの、2又のサバ杢、縞が強い材、色の薄目などはクラロといったり、
杢目が縦横無尽に動いている材はバストゥーンって呼ばれたりしていますが、
ややこしくて何が何だかよくわからなくなります。
今度再度そこら辺の事を整理しておこうと思います。
この2又のウォールナット(流通段階ではクラロ)
きっと10枚ほどテーブル板として製材された事でしょうが、
その内、4枚が当社にきました。
縁を感じます。
この市には行っていないのですが、
某市場から一旦東京へ、うち3枚がさきほどいったように県内某所にて購入。
もう一枚は1か月前、また県内の別なところで発見して手に入れた訳です。
他の一枚は市場から名古屋へ行き、そこなら北海道へ
たまたま北海道旅行にこられた神戸の方が気に入られ、
北海道で仕上げられ、既に神戸に嫁入りした事は、知っています。
形も2又の枝分れが少しあり、杢目も動いていて
なかなか本来のウォールナットらしい雰囲気がある特徴的な表情ですので
記憶に残り印象的な板です。
もっている4枚のうち2枚を加工しようと思います。
中に立て掛けたら、なかなかの迫力です。
これ一人で立てかけたのですよ、
まだまだイケルでしょ?
追記:2021 10/26
これはどうみてもクラロウォルナットかと。
クラロやバストゥーンウォルナットなど数を見て触れる事で
分かってきます。この頃はまだ良く分からなかったんだなぁ・・って
感じです。