MUKU-DATA  虫食いの栗一枚板 乾燥材 プレナー済 SOLD OUT

虫食いの栗一枚板シリーズはno.7をもって終了
同じ共木の丸太から挽かれた栗一枚板を7枚書いてきた。

虫食いというと、、ダメージ材という事に一般的にはなるのだが、
一部の人の心にはこの自然な模様が突き刺さる。
現に、古くから残っている数寄屋風建築物の例えば欄間などの一部の材に
虫食い材があえて使われていたことを考えると、
これは昔からこういった模様がどこか一部の人の心に響く材であったことが
想像できる。
木材を駆使してあれこれと使っている中で、
人が見向きもしなかった虫食いを、これイケるんじゃない?と
風変わりな衣服を纏うように、建築の一部に取入れたのかもしれない。
傾奇者、ならぬ傾奇材といったところか・・・

自然が作る模様に、人はどこか惹かれるところがある。
例えば黒柿の墨流しの模様、、スポルテッド材の縦横無尽に描かれた細い線、
縞黒檀の模様もそうだし、バストゥーンウォルナットの筋模様もそう。。
対極に人が心の底から湧き出た感情を描いて表す「書」(井上有一とか)や
「グラフィティ(落書き)」(大山エンリコイサムとか)も
どこかハッとさせられることがある。

共通は何かを狙ってではなく、自然なもの 
人が描く線も、無意識の中で湧き出るものを素直に書くことができれば、
自然な線を越える何かを感じることができるのかもしれない。。。
人というフィルターを通しての無情な線というものは
もしかして虫が作った虫食い模様以上の何かを感じるられることあるのかもわからない。

虫食いの一枚板、、、
やはりどこか何かが引っかかるし、
これからもスゲェー虫食い板に、まだどこかで出会うのかもしれない。。

虫食いの栗一枚板 no.7 
SIZE 2350 740-840-940 t77mm 乾燥材 プレナー加工済
これt77mm厚で厚めに挽いてあるので、確か芯持ちだったか芯に近い材