MUKU-DATA  杉 相ジャクリ加工板 4000 165×12mm

杉の既製品の相ジャクリされた板のグリーン材(=未乾燥材)
5枚1束となっていますので結束された中の板は乾いていない事が多いです。
ですので、結束を解き、今の時季であれば数日日陰干しするだけで
ほぼ天然乾燥された状態になります。

この板も先週金曜日のお昼前に立て掛けましたが
今朝(火曜日朝)状態を確認したら8割がた乾燥していました。
急激な乾燥は板が弓状に反りますので、時々チャックして裏表を反対にする。
2回ほどこの作業をしましたが状態は良いです。

下見板の12mm~18mm程度の厚みのものも
2枚おきに桟入れすると天然乾燥できます。
桟入れする際は桟の跡が材面に残りますので、木裏側に桟が当たるように
木表と木表を合わせて重ねていくといいかと思います。

ほんの少しだけ手間のかかる作業ですが、
実際に施工する際は、施工後の割れ等も軽減できますし
塗装する場合は色の付きも良くなります。

立掛けする場所や時間がない時は、
現場の足場など利用しながら数日立て掛けておくだけで随分と乾くものです。

製品では12mm厚で人工乾燥材もありますが、
12mm~18mm程度の薄めの板の外壁等外部使用材であれば
グリーン材からの天乾で十分かと思います。