MUKU-DATA  杉下見板 上小節~無節  板:1820 225x12mm +押縁:45x18mm(胴縁サイズ)

いわゆる、木下見。75ノ4分板に押縁という、新潟での入母屋など昔ながらの住宅はこの張り方が多いです。
押縁はここの2Fは胴縁サイズでしたので(1Fは35x35mm角)それに合わせました。
2Fの西面の板のみ傷みが顕著で、下地の土壁が出ていた状態でした。
西日と北西の風で、どうしてもその面の傷み具合は進行しますね。
全部なんて変える必要はないと思います。
悪い所を補修すればいい。
時々見かける下見板が傷んだ箇所のみ数枚の補修。
そこだけ真新しい杉板ではじめは目立ちますが、
そのうち、同じような色になりますから何ら問題はありません。
むしろ、2、3枚の補修を見ると、
そこで暮らしていらっしゃる方やそれを丁寧に張った大工さんの
家や物を大切にされているお姿が浮かんできます。

ここは2F部分西面の部分のみ約8坪の補修です。
木の家は、メンテナンスしながら永くですね。

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