MUKU-DATA  V栃一枚板 木材倉庫にて 

先週の平日の午後、設計の方と施主さんが、
現在新築中の家に置くテーブル材を見に木材倉庫へ来られた。
前日に電話をもらい、明日倉庫の木、見せて欲しいとの事で、、
設計者さんはじめ、現場監督さんは皆さん多忙な中、動いているので
出来る限り時間を合わせられるようには心がけています。
(事前にご連絡いただければ、お互いに時間を調整させていただき、
木材倉庫をご案内させていただいております。
なかなか平日に常駐でスタッフを置けるまで余裕がなく、
いづれは常に平日でも見れるようにできればと頑張っていますが・・)

なんていうんでしょうかねぇ・・
お二人の材を前にして話し合う姿が良くて、
写真を撮らせていただきました。(一応おことわりしてから)

設計者さんはある程度作りたいものがあるようで、(施主さんと共有)
特に材に対しての説明など不要で、しばらく倉庫の中を歩きながら材を選定している様子でした。
こっちはお二人に意識はあるんだけど、邪魔するといけないので
木の皮を剥がしたり、別作業をしていました。

選ばれた木は2つあって、最終的にこちらのV型の栃を選択され、
そこにレジンを流し込むようです。
V栃のどこにレジンを流し、どう作り込んでいくか?
現物を前にあーだこーだと楽しそうにお話していました。

その光景がいいなぁ~ って思い写真を撮りました。
一部材としての木は欠点のない角で製材すれば事が足りますが、
耳付き板やテーブル材、カウンター材など木の素材感を活かす物となると、
やはり現物に勝るものはないのかと思います。
写真では伝えきれないそれぞれが持っている独特のオーラーのようなものがあるからです。

現物を見ながら、話し合う。時折笑い声が倉庫に響く。
木を選んでいただく際に、思い描いていた理想の姿、木材倉庫像です。

そして、何よりも人に見ていただく事で木自体が喜び、輝き出すのです。