MUKU-DATA  木材倉庫にて打合せ
毎週土曜日は13:00~19:00までフリーで木材倉庫を開放して皆さんに見ていただいているが、
平日はご連絡いただいたお客様に個別で対応をさせていただいています。
主には工務店さんとそこで建築中の施主さんが多い。
(もちろん事前連絡いただければ業者さん以外でも平日ご対応させていただいています。
普段は閉まっていますので、事前予約は必要となります)
実際にそこで使うカウンター材、一枚板テーブル、和テイストの変木、曲がった木、枯れた木、
さまざまな材を見ていただく。
見て、触れて、再度離れて見て、そこで感じ取る。
これだ!って出会いがあることもあれば、ない場合もある。
材はそれ自体が物体なんだけど、物以上の何かが宿っているようにいつも感じる。
ネット販売が普及し、木のマニア的方々から問合せや相談を受けるが、
驚くべきは、画像での判別、判断力が高いということ。
えっ、そんな細かい木目部分で判別しているのか!って何度か驚かされたことがある。
毎日木を触り見ている我々材木屋にはない目、画像で見分ける目が長けている。
そういう時代なんだなぁ・・とも感じる。
私自身も頻繁にブログを更新して、木、材の良さを知って欲しい気持ちで
続けている。
画像は少し加工もする。加工といってもカメラ機能に標準装備された機能程度の話ではあるが・・
それは目の前の材に対して
自身のフィルターを通して見えている感じ、様子、気配を伝えたいから。。
用途の適材としての絶対条件は大きさ、欠点、材種とあるだろうが、
どうしても木にはそれ以外の何かがあるように思う。
写真より、現物の方が、どの材もほぼ良いと言える。
そこ辺りが毎日材木を手にしてきたおじさんの
どうしても割り切れない正直な気持ち。
通販否定はしておらず、現在も検討中ではあるのですが・・
できれば現物を見ていただければ、一瞬で解決する。
一瞬で判別できる。
人と木の間にはそんな関係が確実にあると思う。
使い込むほどに味わいの増してくる材
その人なりに染まっていき自分だけ、家族だけの材へ変わっていく。
昨日、SNS上でやり取りしていた方(どこのどなたか不明だが)
皮製品のことで「育つ」という言葉を使っていた。
木もそうだなぁって思う。
出会う、受け入れる、一緒に育っていく。。。
そんな大切な材として
一人でも多くの人に伝わればと願う。

コメントを残す