■ MUKU-DATA 椚(クヌギ)丸太製材
①クヌギの丸太を製材機にのせる。樹齢100年ほどの丸太です。
末口500mm 元口750mm
重くて機械だけでは、動かせなくてフォークリフトを使用しました。
②鋸を回して製材をはじめます。
年数が経った木を製材する時、畏敬の念に駆られます。
③徐々に皮の部分から、木の肌が顔をだしてきます。
クヌギの木は私が材木屋を継いでからははじめての製材です。
初めて嗅ぐクヌギの香りは、ほんのりとフルーツの香りがしました。
木の香りというと、桧やヒバは皆さんご存知でしょうが、
杉、欅、松、いちょう、とそれぞれの香りがあります。
④樹皮です。凄いボリュームです。
⑤白太部分の木肌
⑥赤茶色の芯の部分が出てきました。とてもいい木の表情です。
製材時、赤太の芯の部分はとても硬くて鋸がガタガタとしました。
この杢の出てくる瞬間はワクワクします。材木屋の醍醐味です。
⑦こんな感じの杢目です。
途中、用事ができて出かけてしまいましたが、もう2本あったクヌギが
どんな表情の顔を出したか明日が楽しみです。
これから天然乾燥させて
テーブルやカウンター材として皆様の前にお披露目されるのは3年後?5年先?の事です。
暫く乾燥するまでお休みになっていてくださいね。