
■ MUKU-DATA ニセアカシア(別名:ハリエンジュ(針槐))製材 11/5
先日の丸太市で購入したニセアカシア、「アカシア」と書いてあって
今までに挽いたことがなかったのでどんな木か気になって落札した。
我々の業界で「アカシア」といえば先ず無垢フローリングが思い浮かぶ。
➡アカシアフローリング
➡モニカ フローリング
他には木の器やカトラリー類でも良く目にする。 ➡ 無印良品アカシア
この手の質感の木だと、モンキーポッドもどことなく似ているので
同じような属種なのだろう。
今回の丸太はアカシアと記載されてあったが
どうやらニセアカシア(ハリエンジュ)らしい。
元々は北米原産の外来種で明治時代初めに輸入されたものと書いてある。
(樹木と木材の図鑑 著者:西川栄明 氏)
ニセアカシアはマメ科ハリエンジュ属、
マメ科アカシア属とは属が異なっているとの事。
話を製材へ戻すが
はじめて挽く丸太はワクワクする。
丸太の木口面からは色や木目などはある程度は想像できるが
実際に挽いたらどんな顔を出してくれるのだろうか・・
木を扱う中で、丸太を製材して、その顔を見れる事は
大きな楽しみの一つかと思う。
木口から木の繊維を見て何となく粘り気のある木だという事は分かるが
挽いてみて、これといった強い香りは特にはしなかった。
帯鋸を入れた途端、直ぐに切れなくなったのは
この直前に挽いた柿の木丸太のせいか?
1面擦って、帯鋸がガタガタするので、鋸を入れ替えた。
水を多く吸ってある状態なので大鋸屑は材面に張りつき箒で払って
材面を確認。製材機周辺は大鋸粉で黄色くなった。
黄色のこの手の色の木はそう多くはない。
漆の木も色はこんな感じだったかと思う。
黄檗(キハダ)は樹皮の裏が黄色だけど、材面はもっとくすんでいる。
乾燥過程でどう動くのか?
比較的静かに暴れずに乾いてくれるのか?
天然乾燥期間を終えて、数年後にどんな材になるのか楽しみだ。





樹皮が殆ど残っていなかったので、
わずかに残っている部分の写真を残しておいた。
材種同定するのに樹皮なども参考にしているので大切














