MUKU-DATA  桧丸太 製材 → 下見板、建具材

お客様から預かっている桧の丸太を製材しています。
製材機の脇にいるとそれほど匂わないのですが(麻痺してる?)
むしろ事務所内や少し離れた二階事務所に見積りなどしていると
優しい桧の香りが漂ってきます。
(因みに丁度今使っている入浴剤もたまたま桧です)
こちらのお客様は過去に自宅を建築する際に、杉の良材丸太(うん百万)を購入して
割角柱から長押など造作材を木取り製材した経験のある方で、
それから改修工事などに過去にも何度か桧丸太を製材させていただいた事がある方です。
富士宮へ用事の際に帰り荷でお知り合いから桧の丸太を分けていただいているそうで(静岡産)
帰り荷のトラックはどう見ても材木屋化しています。
丸太を買って製材所で製材して、乾かしてから大工さんに作ってもらう一連の工程
昔は材木の手配は自分で、というのは良くありましたが、
今は材木の手配も工務店さんに任せる、工務店さんは付き合っている材木屋に任せる、
出来上がった「家その物」に対してだけの喜びが通常ですよね。
家づくり、自ら材料の手配をするのは楽しい「工程」の一つです。
契約して3~4か月後完成っていうよりは
もっと家づくりは楽しい過程が隠れています。
図面が決まったら、その年は材を良く吟味、手配して、
翌年の良い季節を選んで上棟する。
いい大工さんが居ないのなら、手が空くまで待つ、
待っている間も楽しみは続きますもんね。
そうやって一生を家族と過ごす家を数年かけて作り上げていく
作業工程は家づくりの醍醐味かと思います。
更に丸太の手配から、ってなるとかなり通、
究極の普請道楽かもしれませんね。
製材機にセットされた丸太が少しづつ挽かれ剥がされていき
その木の表情が顔を出す、
毎日見ていますが飽きずにいつも新鮮でドキドキする気持ち、
これは一体何なんでしょうね。。。。
丸太を挽きたい方が居られたら
いつでもおっしゃってくださいね。

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