MUKU-DATA 新潟県森林組合連合会 第51回 国産優良材展示特別市

昨日は新潟県内では一年のうちで一番丸太の出材の多い特別市があり、
お付き合いのある県外の製材所さんが来られることもあり行ってきた。
この日は全国の市場で集荷バイヤーの方々も多く
岐阜の仕入れ担当者さんなどからも丸太事情の話を聞いた。

午前中は広葉樹、午後は普段は見れない良質な杉丸太という流れ。

一通り林場を見て歩いたが、気になる丸太は5本、
厳密には2本、他の3本?は大きな木が裂けた破片3つ
基本的には競争は苦手なので、皆さん欲しがりそうな丸太はパス
これ、誰も買わんだろうな・・的な丸太は、
その丸太の品定めをしていると、丸太が自分を呼んでいるかのように感じてくる。
どうしても欲しい丸太や材がある時は、パスという訳ではなく
手を降ろせない事もあるが、そんな事は滅多にない。

今回は良質なブナ(魚沼産、2m径300~450mm程度)が多くあった。
新潟が売り出してるスノービーチってやつかな・・?
弊社のお客さんでは今のところブナ材を使われる方はいないので
買わなかったけど、丸太の姿、形はとても美しく見えた。
木工用部材として県外の製材所さんが多くを仕入れていた。

年々良材丸太が無くなっていることは明白、
あるバイヤーは今年はウッドショックで尚更、広葉樹より針葉樹伐採を優先し、
よけい広葉樹丸太が少ない・・と言っていた。
山の方の事情は詳しく知らないが、
これら貴重な資源を活かしきって製材せねばとも思った。。