MUKU-DATA  捩れ桜(通称:ネジネジ桜🌸と勝手に命名)

えっ!? なになに?? この丸太・・?
えぇぇ~~~、桜なのぉ・・これ・・
しっかし、、 どうなってんのこれ??
蔦か何かが巻き付いたの??

競りが10数本先で競っている時に気づいて、こりゃ、猫屋新発田屋としては
買い?なんじゃない???と心を整えるのも、
まぁこんな丸太、誰も買わんだろうし、もし居てもこの位までだろう・・と
いざ、このネジネジ桜の競りが始まると、
自身を含め3名いる。。
ん、、、 えっ、、 そんなに出すの・・? 嘘?
とあっという間に過ぎ去ってしまった。
一人は良く知っている人で途中離脱、私の倍の単価を言ったのは、
知らない人で私より若い人、一瞬の出来事だった。

競り後、ネジネジを買った人に何にすんの?製材するの?って聞いたら
決めてないらしく、とても珍しいから・・と言っていた。
どちらのどなたか聞かず仕舞いだったが、、
今度会ったら、ネジネジ桜の行方とその後どう料理したかなど
是非聞いてみたいと思った。

さきほど書いた昨日の県森連の特別市での出材丸太
この桜、ちょっと特別だったので自分の中ではページを分けてここに書いておいた。
午後暫く杉丸太の競りを見て、市場を後にしてから
木材倉庫で作業するも、あのネジネジが頭をかすめ、夜事務所に戻り
事務仕事を進めるも、ネジネジネジ・・・とあの丸太の残像が蘇ってくる。
あれは、きっと無理しても買っとけばよかった丸太だったんだろう。。
(勝負所、心の準備が足りていなかった。。)

末の木口は年輪が見え、まぁ普通の桜に何か巻き付いたのかなぁ・・って
見えるんだけど、元木口を見ると・・
うおおおぉぉぉ・・ネジネジ渦を巻いているではないですかぁ・・
旋回木って言葉がありますが、ネジ状態ですね、これは。。

製材したらどんな材面が出てくるんだろう?
当然、癖は取れないだろうから板に挽いたら捩れていくんでしょうか・・?
この風貌のまま、化粧柱や床柱類に仕立てあげるのがいいのでしょうか・・?

昨日の市ではこのネジネジザクラとは別に、
ちょい変形した黒柿1本、大きな栃とその破片3つが気なった丸太
大きな栃の断片3つは買う事ができた。
辺材付近からは細かな部材取りに良いものが取れそうだが、
この大きな断片、迫力もあるし雰囲気もある材なので
そのままの形を活かして使えればと思う。
例えばそのままオブジェ的にお店などにおいて、
えぐれた洞の部分には水を貯めることもできそうだし、草花を添えても良さそうだ。
因みにこの大きな栃は村上市の旧朝日村から出てきたらしい。
まだこんなに大きな栃の木が残っていたのですね。。