MUKU-DATA  カリン(黄色の実のなる) 賃挽き

材木を扱う人たちの間で通常花梨(カリン)といえば赤い木、
産地は東南アジア等でマメ科
紫檀系同様に床の間廻り、床柱など赤が必要とされる場所に使われてきて、赤いフローリング材としても使われてきた。
今、材がないのか赤い花梨のフローリングも10年ほど前に比べると価格は5割以上UP・・
もしかして倍近くになっているのかもしれません。
今回持ち込まれたカリンは庭木など生えているあの黄色い実をつけるカリン
こちらは調べてみるとバラ科のボケ属
迷彩色の樹皮が面白い、中国原産で平安期に渡来したようです。
盆栽なんかでも良く目にしますよね。
庭木を伐採しなきゃいけなくなってそのカリンとエンジュで
巾ハギのテーブルを依頼されたとの事で木工のWさんが賃挽きとして持ってきた丸太です。
いいですよね、思い出として庭にあった木で何かをつくるってのは・・
すごく良いと思う。
なんだろう、、木も喜んでると思うし、
そうやって伐られた木を何かに変えて残して使っていくって事が
子供たちはもちろん、そこで暮らす人の心を豊かにしてくれると思う。
そういうの大賛成、
そして凄く良い事に携わらせてもらったという気持ちで満たされる。
槐はもう何度も挽いていますが、
黄色い実のなるカリンは初めてのような・・・
挽いた直後、材面に鼻を近づけてみたけど殆ど香りはしませんでした。
とても素敵なテーブルに生まれ変わりそうですね。
カリン、エンジュx2、カリン
まずカリンから
ツナギ着ているけど、弊社木津さんじゃないよ、
木工やってるWさんだよ
鼻取りのお手伝い
槐はもうお決まりで・・
こげ茶色の部分と白太のコントラストが魅力
新潟って意外と槐は多いかも・・・
良く槐が持ち込まれる事が多い。
槐は特に虫が入り易いので製材後の管理(樹皮を取り保管時は時々観察する)が大切
Wさんと相談しながら、
どこをどう挽くか、少し面残した方が味があるかねぇ・・など
製作する家具の完成図が頭にあるようです。
また言うけど弊社木津さんじゃないからね、
でも紺のツナギも何か似てるよね・・
木工職人のWさん!
こんな感じで、部材が大量に取れました。
カリンの中身にはテッポウムシかな・・穴もあいてるけど
なんかいいねぇ・・この木・・ 雰囲気あるわぁ~
市場にはこの類の板類は出材されないから何だか新鮮
いいと思う!
黄色い実のなるカリン、
こんな材面です。

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