MUKU-DATA  神代栃 一枚板  L1500x800mm程度

1月に製材した神代栃、賃挽きだったのですが
どうしてもこの木の事が頭から離れず、3月に全て譲ってもらい、
全面割れ止めを塗り保管していたものを
数枚、表面を仕上げてもらいました。
削る前は表面は凸凹、全ての面を平らにすると薄くなってしまうので、
裏面は削れていない部分も多く残っています。
そして裏面はバキバキ、負荷をかけると半分に割れそうな感じです。
手前のテーブルにしているもの、その奥の少し巾のあるものが
その時に挽いた神代栃です。→ 神代栃丸太製材
加工屋さんに聞いたら、凸凹のあるのは大変だけど、
削る際は神代ではない普通の栃より簡単に削れると言っていました。
重さ、乾燥具合も、含水率計で計ってはいませんが、
もうある程度乾燥されている感じで、通常の栃より軽く感じられます。
小さな材は数枚万能機に通して材を観察していますが、
その後、若干材は動きます。
そして、削った直後は薄っすらとした栃の杢目が分かり辛いのですが、
徐々に杢が際立ってくるように見えます。
これは神代栃に関してだけではなく例えばクラロウォルナットも削って間もなくすると
更に杢が浮いてくるようです。
他の材も同様なのかもしれません。
(杢の部分が更に乾燥して少し凸凹してくるので陰影ができそうみえるのかもです)
また暫くこの状態で観察を続けようと思います。
水拭きしてみました。
柾目部分に深くはないですが細かく上品な縮みが見られます。
(やはりこの色合い、杢目、とても惹かれる表情です。)
追記 2019 6/20
キラキラと縮み杢があるのは栃の最大の魅力
大きな状態で乾かし材にするのは大変そうですが、
小さく細かな材ならそれなりに木取りできそうです。
キレイだったので写真を撮りました。

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