MUKU-DATA  神代杉

昨年秋から出回り始めた鳥海山神代杉は、
一通り全国に散らばった感がある。
先日の新潟での木材展示会でも、秋田をはじめとするメーカ4~5社が
それぞれ2~3枚の神代杉を出材し立て掛けていた。
出品する何か変わった面白い材はないかと
皆さん同じような事を考えるから一斉に神代杉が並ぶ。
バァーーっと湧いて多く目にし過ぎてお腹いっぱいになり
暫くして過ぎ去っていく。
(これは今回の神代杉に限ったことではなく、他のレアと言える材種にも言える事で
少し高く売れるとこれでもかと多く出てくるからお腹いっぱいに感じてくる)
馴染みの薄い神代がより多くの人の目に触れ
その魅力に気づく人が増える事はいい事なのでしょうが。。
良いような・・悪いような・・
微妙な気持ちになる。
昨日、
日本の大地が2500年かけて作った神代杉の端材の見立てをした。
お客さんが持っている材のどこをどう使うかの相談?アドバイス?
これこう使おうと思うけどどう思う?って感じ
玄関先の小さな棚板なのだが、
私が言うまでもなく、
お客さんの方が、ここの板目を残してこう使ったらいいかな・・
選択する材、木取る部分、良く考えて選んでいる事が話をしていて伝わってくる。
いいじゃないでしょうか、いいと思います。
私もそうするかと思います。
って感じでした。
好きな人はこっちが言うまでもなく良く考えている事を感じます。
「せっかくの神代ちゃん、端材でも無駄にしたくないですから」
その通り!
日本の大地からの贈り物ですからね。

コメントを残す