MUKU-DATA  神代欅 製材   ミナト製材所

3/12AM、日本一大きな丸太が挽けると言われている名古屋西部港のミナト製材所さんにて
昨年秋ごろ新潟で掘り出された神代欅を製材しました。
今から15年前に(2003 12月)ここミナト製材所さんに商社の方から案内されて一度訪れて、
その製材機の大きさや土場に製材を待っている大きな丸太がゴロゴロしている光景に
随分と驚いたのですが、あれから15年、ここで神代欅を製材することになろうという事は
想像もしていませんでした。
新潟では重すぎてリフトで上がらないのでラフターを用意して
トラックに荷積みしたんだけど、
ここのリフトはデカイのでこの神代丸太も小さく見えます。

怪我や事故のないようにお神酒をかけて安全祈願
何百年、何千年?の眠りから覚ます訳で、樹齢のいった木を製材する際は自然と手を合わせる気持ちになります。

では、製材

一度、この末の2m材を新潟で昨年末製材しましたので
大体の感じはわかっていました。

一度鋸を変えて、
クレーンで持ち上げ、今度は反対側から製材
半分挽いたら、ロープをかけてクレーンで持ち上げながら製材するんだなぁ・・と
吊り上げ途中、ズドーンと大きな音、
ロープが切れたのですが、大丈夫、この下敷きなったら骨折どころでは済まないでしょう。
危険な作業です。
製材したものは全てまた新潟へ持って帰ってきます。
現在大型車を手配中、こっちへ帰ってきたら割れ止めを塗り丁寧に養生して
また保管です。
使えるようになるまでは随分と先の話です。
このご時世、長いスパンの話ですが、
この欅丸太が育った樹齢、土に埋もれていた年月から比べれば、
人の一生なんて一瞬の事だと感じます。
今回、この神代欅の件で多くの皆様にご協力いただきました。
関わっていただいた皆様に感謝、
この神代欅との出会いに感謝です。

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