MUKU-DATA  弥彦の杉 1200 280-310 x 12mm  14枚  SOLD OUT   彌彦神社 おやひこさま100年

弥彦山(国定公園)といえば、毎日目にする山、越後平野では皆さんの風景の一部となっています。
それこそ、小須戸小学校・中学校と校歌の中にも『彌彦』と謳われてありました。

その弥彦の杉の板です。
樹齢200~300年ほどでしょうか。。。
この板、新潟で秋田杉を専門に扱う業者さんが持っていたのですが、
秋田の市場で県外の人との競りで勝ちまた新潟に戻ってきた杉板です。

出処を追跡したのですが、
どうやら県森連絡まりで新潟市場に丸太があり、新潟の業者が丸太を競落し、秋田の無垢天などの加工業者に依頼、
その後秋田の市場に並んだようです。
さらに気になるのは、彌彦神社の社木なのかどうか?
辿って聞いてもらったのですが、ハッキリした事は分からない・・、言えない?教えたくない?ようでした。
「彌彦神社の木と言っても差し支えないでしょう・・」との返事でした。
まぁ彌彦神社周辺の木、弥彦山の木である事は間違いないようです。

杉というと一般的に多く目につくのは戦後植林され間伐材としての
一般管柱、羽目板、フローリングなどですが、
どれも80年はいっていませんのでその表情は素直で真っ直ぐ、
そもそも建築資材用として育てられた訳ですから、
直材で材になっても使い勝手のいいようにと育てられたものが多い訳です。

高樹齢な杉、原生林に近い状態の環境にあった杉などは
一般的な杉のイメージとは違い、その表情は多彩です。
同じ『杉』としての樹種でも全く違った顔を持っています。

数百年という年月とそこに表れた杢目、生きてきた証を見れるというのは、
木ならではなのかもしれません。

腰板付き障子の腰板、ちょっとした壁面、家具扉の面材などにいいのかもしれません。
この「弥彦の杉」越後平野のどこかのお宅に、上手く活かされればいいと思っています。

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