MUKU-DATA  杉 格子材 挽き寸35×25mm  仕上げ30×見付20mm

和の室内の演出の必須アイテム?的ものの一つに縦格子という手段が使われる事が多いのですが、
縦格子にもその見せ方は色々あるかと思います。
古民家改修現場で、古民家ですので元々、「和」なのですが、
和でもまたジャンルが色々とあり、
古民家=あのイメージされる古民家ではなく、
あの古民家感をもっと薄めにして、シンプルにスマートに見せる的なことが
設計者(=オーナー)のイメージあるようです。
古民家感を無くすこと、古民家なんだけど、・・

面白いですよね。それ。。
選択されたのは細めの縦格子、なるべく白木で。。

古民家というとどちらかというと堅牢な作りで大きな梁ド~ン、
煤けて黒光りする木部、塗り壁、
欅、手斧の荒々しい手仕事の痕・・・

そこに、繊細さや細かな造作、鼻につかない程度の唐木類、
渋めの神代木、異素材、・・・
古民家ではあまり使われない素材を組みいていく事で、
古民家なんだけど、古民家と違うものになっていくんだなぁ・・と
現場が進行するごとに感じています。

この仕上げ30×見付20mmの縦格子もその一つ。
見付は18mmでも良かったのかもしれないが、、
あまり薄くし過ぎると、狙いすぎ感が出てくるのかもしれません。
できるだけ何事もないように普通に作り、
でもなんか変、妙な違和感・・ は
心地良さを生み出すのかもしれません。