一枚板・無垢材テーブル｜新発田屋木材倉庫 ·

■　MUKU-DATA　　栃一枚板　　天然乾燥材　プレナー加工済み

この前の市、どうでしたか？　良い材何かありましたか？　
栃はどんな感じでしたか・・？

県外のお付き合いのある材木屋、銘木屋さんに聞くと
一様に良い栃が出てこなくなったねぇ・・
あっても高くて買えない。。。
それでも良いものが出ると取合いになって高値が付く。。

ここ１～２年、良い栃が出ると今までにない高値が付くらしい。
それだけ良い栃がないという事かと思う。
黒柿が、えっ？そんな高く付くの！？って位に
俄かに一部で良材栃ブームのような事が起きているとも耳にする。

１０年ほど前はまだ赤身のある栃は漆塗り用・・と流される事も多く
栃と言えば純白、赤味はまだまだ安く（今思えば安く）買えた。
今は市場に並ぶ栃のその殆どはどこかに赤味を持っている。
（個人的には赤味のある栃も嫌いではないが・・）

国産材で一枚板というと昔から欅と共に「栃」が使われてきたが、
色んな材種を扱う中で、何故に栃が支持され続けてきたか何となくわかるような気がする。

まず大きく割れにくい。パーンって割れる事が少ない。
立ち木の時は鉄砲虫などにやられている木もあるが、
板にして天然乾燥している際に虫の被害が比較的少ない。
樹皮と辺材の間に虫はいるが、胡桃、欅、柿などのように辺材から白太部分まで
虫が入り込む事は少ない。
そして触り心地・・硬くもなく柔らかすぎずにちょうどいい質感、感触。
あとは何と言っても輝きを放つその多彩な杢目かと思う。
自然が創り出してくれる美しい杢は人を魅了し心を癒してくれる。

縁あってここに来た栃たち、
ここまで育つのに人の倍以上の年月のもの物もある。
大切に次へ繋げていければと思う。