MUKU-DATA  高野山の杉 腰板 香り

昨日木材倉庫へお越しいただいたお客さんは、
材の香りを求めて来ていただいた。
木の香りは+α的要素で、例えば羽目板を使ったら室内は薄っすらと杉の香りに包まれた的な二次的要素が強いのかとは思うが、
昨日のお客様は材としての用途は特になく、
「室内に置いて香りを楽しむ材」が目的だったので、
まず香り一番っていうお客様が過去になかったかと思うので少々戸惑ってしまった😓

その真意を伺おうと何度か同じ事を聞いていたが、
「香り」がやはり目的らしい。

山へ行くのが趣味のようで山で杉の香りなど呼吸するのがとても気持ちいいという。
月桂樹はないですか?と聞かれ、、
(月桂樹というと過去床柱として使われたインディアンローレル(ロックファー)を我々は思い浮かべるが、
この方の場合は月桂冠の方を言われているんだろうなぁ・・
クスノキ科の月桂樹の方)
その月桂樹の香りも好きだという。
私自身、冠の月桂樹の香りは嗅いだことがなくイメージできなかったが、
あいにく弊社にはその月桂樹はなかった。

高野山のあの甘く濃い不思議な香りの腰板と
屋久杉の浮造り板、これも一般的な杉とは違った甘い香りがする、、
これらを持って行っていただいた。

きっと帰りの車の中ではこれらの香りで酔うほどだったのではなかろうか・・
と思う。
室内へ持ち込んでも然り、
敷板としても使用すると話していたので
グラスを置きながら酒と木の香りを昨夜は堪能されたのかと思う。

木の香りをまず一番に置いて室内に使う材を選定していくこと、、
これもありといっちゃあり
面白い室内ができそうな気もする。