MUKU-DATA  桧 丸太製材 賃挽き

久々に今朝は青空が出ている。それだけで気分爽快になりありがたい。
ここのところ雨続きで、この時季の新潟は致し方ないのですが・・・
朝日が昇り始める頃に、自宅から歩いて工場へ向かう。
朝の空に白鳥の姿を探すのが日課、
以前は丁度工場の上空付近がルートになっていたのか頻繁に朝晩みかけたが、
最近はあまり見かけなくなってちょっと寂しい。
コース変更したんだろうか・・

会社に近づくにつれて、あの香りが漂ってくる。
昨日一日中桧の丸太を挽いていた(賃挽き)ので
事務所で事務仕事や見積りをしていても、あ、桧挽いてるなって匂いでわかる。

弊社工場は住宅街の中にあるので、
ご近所さんには焼却炉の煙、製材時の大鋸屑と随分ご迷惑をおかけしつつ、
お叱りも時々受けながら、何とかこの場でさせていただいている。

製材時の音と木の香りに関しては、今のところお叱りを受けた事がない。
香りに関して何とかならないか?と仮に言われたら
これはどうにもならないだろう。
丸太製材時の音だけど、
あのキーーンッって製材される音に関しては個人的には心地良い音
子供の頃から聞きなれた音で、キーーーン、ドンって挽かれた盤が搬送台に落ちる音もなかなか良い。

ここ数年、米松丸太を止めてしまったが、
米松を多く挽いている時はあの甘酸っぱいダグラスファーの香り、
杉の香りは優しい木の代表的な香り、
欅を挽けば力強さを感じる匂いだし、
時々挽かれる桜は甘く優しい。
桧も香りでは代表選手、入浴剤も良く桧系を好んで使っているが、
やはり本物の桧丸太の製材時に漂う香りは何とも言えない良い香りがする。

ご近所さんはどう思っているんだろう・・・?