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木の特性 - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp Sun, 02 Aug 2026 23:50:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.8 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wp-content/uploads/2020/07/cropped-icon2-1-32x32.png 木の特性 - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp 32 32 180542900 夏に薪ストーブを焚いて防虫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wooden-table/42690/ Fri, 31 Jul 2026 00:00:59 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=42690 ■ MUKU-DATA 薪ストーブで防虫 7/25 7/26  桜輪切り三又 この冬に大活躍してくれた移動式?ダルマストーブだが冬に薪をくれながら、そういえばこれ、春から夏にかけて防虫対策にいいのでは?と思っていたことを…

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■ MUKU-DATA 薪ストーブで防虫 7/25 7/26  桜輪切り三又


この冬に大活躍してくれた移動式?ダルマストーブだが
冬に薪をくれながら、そういえばこれ、春から夏にかけて防虫対策にいいのでは?と思っていたことを
思い出した。

薪ストーブを焚いている大工さんの作業場には虫類が少ないなぁ・・と思っていたし
茅葺屋根の囲炉裏は屋根の防虫も兼ねていると聞いた事もあるしそうだろうなぁ・・と。

木材倉庫の大きな庇(半屋外の下屋)にはまだ天然乾燥途中の桟済みした一枚板を多く保管している。
製材後に皮むきを行い防虫もするのだが
それでも2年、3年と桟済みして寝かせている間に虫が入る事もある。
(木は美味しいから仕方ないんだけどね)

下屋の入り口付近にはスプルースの一枚板がクマンバチの巣状態になっていて
クマンバチは性格は大人しいし人に危害を加える事も殆どないので
そのまま放置してこのスプルースの木だけは大目に見て
どうぞご自由に好きなだけ穴を掘って住処にしてください状態にしている。

その庇の入り口付近(南西)から風が入り、北東へ流れていくので
クマンバチの住処を外してからの位置に薪ストーブを置いて桟済みしている奥の多くの板類へ
煙が流れる位置でストーブを焚いてみた。
スズメバチが巣を作りかけたこともあるし、クマンバチだって奥の木にも穴を開けようとすることもある。
(あなたたちの家はこのスプルースだからねと言っているのだけど通じない)
その他気づき難いキクイムシ類も居るのかもしれない。

ちょうど土曜日に桜の三又の輪切りをテーブルにしたいと
室内に入れてあったこの丸太を使いたいという方が来られた。
この桜だが、カミキリ系にやられていて毎年何匹か小さなカミキリ虫が網戸について
外へ逃げたがっているのを目にするがきっとこの桜の三又輪切りから出ているものと思っていた。
その話をお客さんには十分に説明して、それでも問題なければ是非どうぞとお願いした。

とは言ってもやはり虫が出てくるのは嫌だし心配になりますよね。
(木は美味しいからねぇ・・人が木を好きなように虫ももっと木が好きなんですよねぇ~)
ってことで早速木材倉庫のNとこの三又の桜を室内から倉庫へ移動させた。重い💦重い💦

門外不出秘伝の防虫ダレを使って50以上あるカミキリ虫系の穴へ注入
これを数回繰り返しながら様子を見る事にした。
尚且つ、丁度薪ストーブを焚いていたのでもろ煙があたる位置にこの三又桜を置いた。
翌日日曜日も倉庫整理があったので、この作業を繰り返す。
(ここを住み家にしている虫には、ほんとゴメンなんだけどね)

これを暫く繰り返したら虫たちはどこかに行ってくれるだろうか?

そしてその奥に眠っている一枚板たち周辺にも虫が寄り付かないようになってくれれば・・


天然素材と虫っていうのも切っても切れない関係にあって
なかなか悩みどころではあるんですよね・・

今朝ちょっとだけ調べていたら焚火の際にヨモギを入れるといいとかも書いてあったので
それもやってみようと思うし
これから8月になるとアブが多く倉庫に入ってきて、あの素早い動きに翻弄されてしまって
いつの間に腕に付いてたりするからうわっあー💦って焦るんですよねぇ・・

あと、蚊取線香みたいなものでより強力なパワー森林香っていう線香が目に留まり
それも買ってみたので試したいと思う。

天然素材の品質管理、野菜作りはやったことはないけど似たようなものなのかもしれないなぁ・・




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散らかった木材倉庫の片付け https://shibataya-mokuzaisouko.jp/characteristics-of-wood/42490/ Thu, 02 Jul 2026 23:22:16 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=42490 ■ MUKU-DATA  木材倉庫 手入れと管理、整理整頓  7/3 お客さんから頼まれた適材を探しつつ、5月、6月とバタバタして散らかっていた倉庫をここ数日整理整頓している。 あの材を探していると、別な材で虫穴の空いて…

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■ MUKU-DATA  木材倉庫 手入れと管理、整理整頓  7/3


お客さんから頼まれた適材を探しつつ、5月、6月とバタバタして散らかっていた倉庫を
ここ数日整理整頓している。

あの材を探していると、別な材で虫穴の空いている箇所が気になり始め防虫する。
今度はその材を探していると、別なこの板もしかして癖が強くて反りが出そうだなぁ・・と思い
木裏に向ける作業をする。
今日やる目的が一向に到達できないことも多い。

木材倉庫にいると木の管理、手入れは、あれもこれもとどんどん出てくる。
今度にしよう・・だと、、手遅れになる事もあるので
その時、目について気になった事はできるだけその場でやるように心がけている。
まだ半分手入れができずにいるのだが・・

材木、特に一枚板はただ単に天然乾燥させながら眠らせておけばいい訳ではなく
引取って倉庫にきてから世に出すことができるようになるまで地道な作業は続く。
こうやっていた方が仕上げた際にもっと良くなるのではないだろうか?と
とにかくやることが多くある。

野菜農家や果樹園などそれらを作った事も働いた事もないが
今、やっていた方が後々いいのではというようなことをきっとやっているんだろうなぁ・・と思う。
一枚板、木材倉庫にある材木も似たようなものかと思う。

過去に失敗しているのでもう繰り返したくない。。
折角の一枚板が、あの時、あのタイミングで適切な管理をしていたら・・
では悔し過ぎるし、木にも申し訳ないと思う。

同じ一枚板でもよりいい状態で製品となって欲しいから。




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黄檗(キハダ)一枚板 天然乾燥材 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/mukuita/41886/ Mon, 16 Mar 2026 00:07:09 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=41886 ■ MUKU-DATA  黄檗(キハダ)一枚板 2.7m 天然乾燥材 Rプレナー加工済み SIZE 2.5m~2.8m 巾600mm前後 厚60mm程度 ちょうど3年経過したキハダにプレナー掛けをして倉庫に立て掛けた。丸…

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■ MUKU-DATA  黄檗(キハダ)一枚板 2.7m 天然乾燥材 Rプレナー加工済み

SIZE 2.5m~2.8m 巾600mm前後 厚60mm程度

ちょうど3年経過したキハダにプレナー掛けをして倉庫に立て掛けた。
丸太から製材された板を樹皮を剥がして虫が入り難いように処理して割れ止めを塗り
桟済みをして眠らせる。
眠らせている板たちは定期的に点検して必要に応じて防虫する。

そろそろ乾いてきたころだし、一旦削ろうかと奥から材を出して表面を削る。
やはり結構反りが出ている。
木の癖はなかなか抜けない。
こうしてある程度乾いた板を削り、今度は倉庫内に立掛ける(ものによっては木裏側を手前にして立て掛ける
これは変な癖がつかないように、逆反りの方がまだ木表側を使う際に都合がいい)

そして削られた一枚板たちは更にまた少しだけ癖を出し反る。
最終的に仕上げる際は更に再度プレナーをかけ、サンダーで仕上げる。
弊社の場合、プレナー掛けは殆どの材に2度行っている。癖を抜く為に。

製材後の流通段階で誰が乾かすか?
目に見えない時間をどの段階で誰が請け負うか・・?
これは価格に反映し辛いが無垢材、一枚板にとっては一番大事な工程でもある。

弊社みたいな天然乾燥を終えてから出荷する材木屋もあれば
生材のまま販売して工務店さんがその天然乾燥期間の時間を費やすところもある。
一枚板市場で出てくる材は殆どは挽きたての生材
まだ癖が出る前に売り切ることが多い。

栃の虎杢、縮み杢も挽き立ては美しいが、あの杢目部分は早く割れ止め等の処理をしないと
ピリピリ割れてしまう。
折角の銘木、美杢が手入れ如何で台無しになってしまう事も多い。
材を知ること、良く観察していれば分かることである。
神代木なんてまさにそれで、挽き立ての乾かないうちに販売できれば
見た目の状態は悪くない。
問題は乾燥かと思う。
バキバキグニャグニャ・・何度も経験済みだし都度心が折れる。

プレナーを掛け終えたキハダを一枚一枚確認しながら
あれだけ頑張って手入れしたのにやはり数カ所虫穴があった。
キハダも虫は大好物な木、美味しい木なんだなぁ・・

硬く過ぎず適度な質感、この木も良い木だなぁ・・と実感する。
手をかけてきたからこそ感じ得ることかと思う。


直ぐに売りたい、使いたいという気持ちは分かるが
その先を考えると結果は悪い方向へいく。
我々が適切な使い方を示してこなかったから一枚板、無垢材が厄介な存在として
隅へ追いやられてきたんじゃないのかな?
天然素材、自然素材、環境問題等を掲げてそれっぽく商売しているところをみると
なんだか笑ってしまう。。
何が環境問題だよ、何が天然木だよって・・
それっぽいだけだろと見えてしまう。(批判ではなく、)

扱い方の問題、扱う側の問題で木はちゃんと手入れを怠らずに
適所に使えばそれに応えてくれる。

何でそこまで固執するのか?
言われるのが嫌だから、弊社から出た一枚板類、可愛がってきた板たちが輝いていて欲しいから。
過去に何度か割れたり反ったりを経験したから出来る限りの手入れをするがそれでもまだ失敗する。

つい先日も縮んで割れてしまった事があった。
神代欅の柾目4枚ハギテーブル。
柾目は縮み難いし反り難い。
一日中エアコンを付けている飲食店に納めたテーブルだったが
送られてきた写真を見ると柾目部分から変な割れ方をしていた・・??
現地に補修に行って現物を見て原因が分かる。
裏桟に反り止め用として入れてある鉄のCチャンに少し縮んでしまった神代欅がめり込み
鉄に押されて柾目部分から変な割れ方をしていた。
8年寝かせて神代欅だった。
しかも目細な柾目の4枚ハギ
加工屋さんは左右両端に一分(3mm)の隅間を設けていたというから全体で6mmは縮んでしまった事になる。
柾目もこんなに詰るのかなぁ・・と
そしてCチャンを埋め込む為の遊びを左右6ミリづつ設けていれば
あの割れは回避できたと思う。
毎日木を扱っていてもまだまだ新たに知る事がある。

可愛がって手をかければかけるほどそれに応えてくれるのが木、木材、かと思う。
なるべく少しでもいい状態で次へ手渡すのが我々の仕事。

新たに削ったキハダたちを見て触り、やっぱ木はいいよなぁと思う。
よし、めげずに頑張ろう!と前向きになれるのは木のおかげ。












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フラクタルパターンと 1/fゆらぎ https://shibataya-mokuzaisouko.jp/trees-and-trees/41536/ Thu, 29 Jan 2026 23:24:53 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=41536 ■ MUKU-DATA  榎 今朝目が覚めXを眺めていたらタイムライン上に木と人の映像が流れてきた。自然界で目にする幾何学模様のパターン不規則に見えながらもどこか規則的な一定のパターン例えば木の木目、スポルテッド模様など…

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■ MUKU-DATA  榎


今朝目が覚めXを眺めていたらタイムライン上に木と人の映像が流れてきた。
自然界で目にする幾何学模様のパターン
不規則に見えながらもどこか規則的な一定のパターン
例えば木の木目、スポルテッド模様などを眺めていても一定のリズムが存在する。

それは木に限ったことではなくて、人にも通じる何かがある。。
掴みかけては遠のいていく感覚

Xポストより
「人間は自然の一部」であることを痛感させる、樹木と人体が酷似する現象が話題に https://x.com/DanielGilr44222/status/2012668351202406615/video/1
木の根元のと「手」のライン ・樹皮の模様と指先に刻まれた「指紋」 ・葉脈の複雑な分岐と手のひらの「手相」
偶然の一致か、あるいは生命のデザインにおける必然か。
細部に宿る驚くべき共通点に、自然界の精緻な設計図を垣間見る声が続出



1/fゆらぎは目にする言葉だったが
フラクタル構造は初めて知った。

今朝のことなので何も掘り下げていないが、
この辺に長年、自身がの掴みかけては逃げていく事の正体がありそうな気がする。

森林・環境研究所 自然素材のフラクタル構造と、伝統工法にみる熟練の科学

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栃一枚板 巾広 変形 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/mukuita/40469/ Wed, 24 Sep 2025 00:30:28 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=40469 ■ MUKU-DATA 栃 巾広 変形 一枚板 天然乾燥材 Rプレナー仕上げ済 木材倉庫へ来て3年、その頃既に製材後約10年ほど経っていた栃の巾広一枚板の2枚をランニングプレナー加工して材面が良く分かるようにした。削ると…

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■ MUKU-DATA 栃 巾広 変形 一枚板 天然乾燥材 Rプレナー仕上げ済




左:栃一枚板 サイズ 2200 520-1200-1000 t60mm 天然乾燥材 Rプレナー済








右:栃一枚板 SIZE 1900 1100-850-1450 t65mm 天然乾燥材 Rプレナー仕上げ済







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40469
天然乾燥中の捩れた神代栗 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/characteristics-of-wood/40226/ Mon, 25 Aug 2025 00:06:59 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=40226 ■ MUKU-DATA  天然乾燥中に捩れた神代栗 お盆休みは普段できなかった倉庫整理、新しく製材した板類は奥へそろそろ天然乾燥期間を終え、これから加工してもいい材は手前にと定期的に入れ替える作業をおこなった。 この神代…

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■ MUKU-DATA  天然乾燥中に捩れた神代栗

お盆休みは普段できなかった倉庫整理、新しく製材した板類は奥へ
そろそろ天然乾燥期間を終え、これから加工してもいい材は手前にと
定期的に入れ替える作業をおこなった。

この神代栗は 2021年7月に製材したものなので
4年が経過してそろそろ木取りして使える木材にしてもいいだろうと・・
奥から手前に出した材
製材時、ある程度は捩れるだろうと思い
100mm等、通常の一枚板を製材する時より厚く製材しておいたものだが
このありさまだ。。・・・

これじゃあ、両面製材機で摺り落として平らな一枚板を取ることも
この状態では不可能だ・・・
高周波プレスをかけて平らにするか、、、
その際に割れの部分は確実に広がってしまう。。
じゃあ、部分的にカットしながら部材用として木取りしておくべきか・・?
悩みどころではある。

材はこちらの思い通りには乾いてくれない。
木は正直かと思う。
旋回木を板挽きするば、おおよそ殆どは立木だった時に同じ方向に
反りが生じてくるものだ。
桜なんかはこの旋回木が多い。

仮にこの神代栗の乾燥期間中、桟入れしたこれらの上に
決して捩れないように重量のある重いものを載せていたらどうなったか?
何度かそういった事も試みているが、
捩れる力を抑えらた板たち、そのパワーは外ではなく自身の内側へ向かい
結果、各所に大きな割れが生じてしまう。

木のパワーは凄いんですよね・・

抑えなけらば自由奔放に反り上がり、身動き取れないほどに抑えれば
それは内へ内へと向かい、大きく割れてしまう。。
やっぱり人と似てるなって・・

先代が言っていた、人と木は同じって言葉
こういった事も含めてのことなんだろう。





しかし、よくもまぁ、この状態で崩れずに
バランスとりながらキープしてるよねぇ

いつだったら、山形の裏路地の飲み屋街を歩いていた時、
酔っ払いが、前からふらふらと歩いてきて、
あぁぁ・・ 倒れて転ぶ~~~~って思って心配してたけど
斜めになりながらも目の前を通過していった人を
その夜、偶然?(山形の人って多いの?)にも二人見てんだけど
山形の人、スゲェーって思った事を、この状態の神代栗を見て思い出した。

絶妙なバランス!

ついこの前、挽いたばかりの柿の木なんて、
一部はもうこんなに反り上がってしまった。。




こっちは神代栃、この程度の反りであれば
まぁ何にでも材を向ける事ができる。
但し、中に割れがけっこう入っている。




あるがままに・・・







ゆっくり静かに乾いてくださいねとお願いしつつ
新たに製材した板類は桟積みして奥へ保管
数年後、またお会いしましょう。

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実演と説明 栃の樹皮剥がし https://shibataya-mokuzaisouko.jp/characteristics-of-wood/39890/ Mon, 21 Jul 2025 23:26:11 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=39890 ■ MUKU-DATA  栃 一枚板 樹皮剥がし 実演 7/19 木材倉庫にて 棚板用で片耳付きで厚みは厚くなくてよいというご要望 一枚板の耳付きは比較的巾のある材が多く(カウンターや天板用の用途が多い為)例えば棚板用の…

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 MUKU-DATA  栃 一枚板 樹皮剥がし 実演 7/19 木材倉庫にて

棚板用で片耳付きで厚みは厚くなくてよい
というご要望

一枚板の耳付きは比較的巾のある材が多く(カウンターや天板用の用途が多い為)
例えば棚板用の200mm~250mm程度で厚み20~30mmほどでOKで
尚且つ片耳付きがいいとなるとこれが意外とありそうでない。

巾400~500mm程度の両耳付き、それでも厚み60mm程度のものが多いので
上記の棚板の要望を満たす木取りをするのであれば
500mm÷2で真ん中より割ってそれぞれの片耳付きを2枚取り
それから厚み60mm÷2で30mm弱の粗木
自動鉋に通して仕上げ24mm前後
木取りするにはこのような流れになることが多いかと思う。
L900mmが2枚だけあればいいとなったら
2m材から上記の方法で木取りすると
L900mmで200、厚み24mm程度が8枚も取れる事になり6枚分が余ってしまう。

あれこれと倉庫内を物色する中で、
製材時に本板を取る前に挽く端木端で30mm程度の挽いた栃の板があったので
これの活用を検討した。
端木端だったので皮剥ぎも割れ止めも塗っていないもので
製材後3年以上経過し乾燥した一枚だったが
樹皮が付いていたので実際に樹皮を剥がすことにした。
中からは昆虫の1cmほどのサナギが数匹出てきた。
そう、木の樹皮裏や辺材は虫の大好物な場所。

3年以上経過していた栃だったので比較的樹皮はガサガサと簡単に剥くことができた。
栃はウォールナットや欅、その他の材と違って
虫は辺材には入り難く、このように樹皮の裏側のみにいる事が多い。
栃の瘤の部分に関しては中まで入り込む事はあっても
その他の部分は写真のように樹皮の裏側に留まっている事が多く
辺材の内側まで虫が入り込んでいる事は少ない。

上記の写真でいうと赤の矢印が要注意部分で中まで入っている可能性があるので
その部分は取り除くか何らかの処理をしなくてはいけないが
青の矢印にはもう虫はいない。

この辺の説明を樹皮を剥がしながらお客さんにお話して
栃の木の特徴をお伝えした。

話は展開して、自然に描かれた虫食いの跡は、
見方によっては、面白いかと思うし、前々からこの後を残しつつ
棚板やカウンター材などにするといいのではなかろうかと思っている。
例えば、この耳の虫食い部分のみ、黒塗装や色付きの塗装を入れる事で
面白い見え方になるのではなかろうか?

栗の一枚板に関しては「鉄染め」で鉄分に反応させて
板を黒く染めてみてはどうでしょうか?のお話もさせていただいた。
前々から栗の鉄染めはやりたい着色の一つだったので。。。

今朝SNSを見ていたら針葉樹でも広葉樹でもない「ミッドウッド」という
中間繊維構造の木としてユリノキの事が書かれてあった。
ユリノキは何枚か扱っているが確かに、針葉樹のようで広葉樹のような
顔をしていると思う。

木は材種毎に特徴があって食われる虫の種類も食われ方も違っている。
それらを理解しつつ、適材適所、
材を適切に配置できるように提案しなきゃねと思う。



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チークを灼く 格子材 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/characteristics-of-wood/39521/ Fri, 13 Jun 2025 00:25:27 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=39521 ■ MUKU-DATA  内装用格子材 2m 40×6mm   内壁に使うチーク格子材チークは石灰?を多く含んでいるせいか、自動鉋(プレナー)に通すと刃先が細かく砕け、チークだけ削っている分には問題はないがその後、例えば…

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 MUKU-DATA  内装用格子材 2m 40×6mm  

内壁に使うチーク格子材
チークは石灰?を多く含んでいるせいか、自動鉋(プレナー)に通すと
刃先が細かく砕け、チークだけ削っている分には問題はないが
その後、例えば刃を変えずに杉などを通すと
チークで傷んだ刃物の部分だけ毛羽立ってしまうので
チークを削った痕は刃物交換の必要があります。

久々にチークの造作材の注文でしたが、、
そういえば・・ チークってと思い出した。

45mm厚のチーク平割材から素性の良い部分を製材したのですが
製材直後は、色抜けすることを忘れていた。
刃物刃物と気を取られていたが、もう1点、
製材直後やプレナー掛けした直後など色抜けするんでした、この木は。

仕上げた直後に梱包してしまうと
色抜けした部分が紫外線に当たらずに薄い緑色っぽい色が残り
まだらになるので、、
梱包前に立て掛けておくことにした。
夕方倉庫内に立て掛けしたが翌朝確認したら変化が少ないので
翌日は晴れ予報でしたので、屋外で少し灼くことにしました。



①製材直後

平割材から分増しして製材した直後の粗木のチーク
色抜けしています。




②自動鉋直後

製材直後少し色が戻るもまた鉋を通すと色抜けします。




③梱包前に一晩倉庫に立て掛けて見ることにしました。



④翌朝倉庫へ色の変化を確認
 夕方立て掛けたので、ほぼ紫外線に当たることなく一晩経ちましたが
 薄っすらと色が戻ってはいますが殆ど変化はありません。
 やはり色を戻し濃くするのは紫外線が必要なようです。




⑤梅雨時、ラッキーにも晴れなので、紫外線で灼くことにしました。
 先ずは午前中の東側の日光で

写真の左側から立て掛け始めましたがみるみる色が変化していくことが分かります。
写真の右側はまだ色抜けが残っているのが分かるかと思います。




⑥どうせ灼くなら、きっちりと灼いておこう!と
 裏面もある程度灼けますが、直射日光に当たる表面ほどではないので
 午後から反対面を今度は南から南西の太陽に当てる。




⑦灼き完了
 夕方片付けにきました。いい具合にチーク色に戻り濃くなっていました。
 ザ・チークです。




不思議ですよね、製材直後色抜けが激しい材種としては
経験上の話だけでいくと
パドックなんかも変化が激しいです。
他にウェンジ、ムラサキタガヤ、クラロウォールナットも一部色抜けします。
神代木なんて顕著ですよね、
製材直後白くなり、数秒でみるみる色が戻っていく。
紫外線というよりは空気に触れるだけで戻るといった感じです。

パープルハートも紫外線で色が濃くなると言われていますし、
確かパロサントもそう聞いたことがあります。

ブラックチェリーやキハダ、栗なんかはゆっくり時間をかけて
濃い色へと変化する木かと思います。

ウッドロングエコの塗料は塗装後の曇りの日はなかなか色が付きませんが
晴れの日は直ぐにダークグレーに変化してくれますし
逆に確かウレタン系塗料のセラウッドは紫外線カットしてくれる成分が入っているらしいです。

紫外線をカットした方がいいのか、灼いた方がいいのか?
材種にもよるのかもしれませんが・・
自然のまま派かなぁ・・

ここ数日、暑い日が続いていますが、連日Tシャツになっている事が多いので
顔も両腕も直ぐに真っ黒になってしまって・・

肝臓悪いんじゃね?なんてよく言われます。。(お酒注意します苦笑)

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生材の日常の手入れ https://shibataya-mokuzaisouko.jp/mukuita/39163/ Wed, 14 May 2025 23:33:40 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=39163 ■ MUKU-DATA  左から神代杉、槐、黄檗(キハダ) 生材  最近の一枚板が多く並ぶ市場では木の樹皮部分を剥がし表面が分かるように電気鉋等で木表面を削った状態のものが多い。8~9割程度はそのような状態で並べなれるよ…

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 MUKU-DATA  左から神代杉、槐、黄檗(キハダ) 生材 

最近の一枚板が多く並ぶ市場では木の樹皮部分を剥がし
表面が分かるように電気鉋等で木表面を削った状態のものが多い。
8~9割程度はそのような状態で並べなれるようになった。
以前は、挽きっぱなしの耳の部分には樹皮が残ったままの一枚板も多かった。

辺材の樹皮を剥がすのは一苦労で、伐り時によっては虫も入り易いので
樹皮の部分は電気鉋や電動斫り機など使い削り落とされているものも多い。
出来る事なら、丁寧に樹皮を剥ぎ取り天然のままの耳を残しておいた方が
いい材も多くあるのだが
自身も皮剥がしを時々行っているので丁寧に剥がすのは一苦労・・
場合によっては1枚剥がすのに1日で終わらない板もある。
桜だったり、樫の木だったり、、、手強いものが多い。

丸太から製材、板挽きされた生材は当然乾燥していない。
木は乾燥して初めて使う事ができ材木=材料として使える材木となる。
乾燥過程では割れたり反ったり・・・
木偏に反るで木反=板
全く無傷で割れず、反らずに乾燥してくれる木は
板類に関しては1~2割程度で殆どが乾燥過程で何かしらの癖が現れてくる。

癖はあって当然だが、木を部材として使う側の人間からすると
少し厄介なので、なるべく癖を押えつつ素直に乾いてくれる為に
あれこれと試行錯誤を繰り返す。

あぁ・・この木は癖が強そう・・
ってのは出来る限りの処置を施して数年間寝かせる。
数年経て木材倉庫に並ぶ一枚板はそうした目に見えない過程を経ている。

今日も手入れは続く
これは木裏の部分にも割れ止めを塗ろう。
巾広の一枚板に少し反りが出てきているのでこのまま乾かすと
更に反るであろうから一番下にして上に別な板類を載せ重しとして癖を抜こう。。
この板は桟積みせずに木裏で立て掛けておこう・・

材種別、個体差別の一枚一枚違う特性をもった板類の判断は
経験と勘で仕分けしながら地味な作業を続けている。

気づけばあと数年で還暦だ😥
本当の意味で木を知り扱う事は一代では完結出来ないなぁ・・


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神代杉テーブル、その後 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wooden-table/38249/ Thu, 30 Jan 2025 01:08:12 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=38249 ■ MUKU-DATA  神代杉一枚板 3m  大阪府 K 様 約半年前に納品させていただいたその後の神代杉の写真と共に少し反りが出てきたので、どうしたらいいですか?と相談のメールをいただく。7月の納品だったので、この木…

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 MUKU-DATA  神代杉一枚板 3m  大阪府 K 様

約半年前に納品させていただいたその後の神代杉の写真と共に
少し反りが出てきたので、どうしたらいいですか?と相談のメールをいただく。
7月の納品だったので、この木にとっては仕上げてから初めての冬を迎えている。
心当たる何点かをメールしてどのように反っているか詳細写真をいただくことに。
この木をとても大切にされていたのでもしかして材面の表面に
透明なビニールのテーブルクロスを敷いていませんか?
過去にオイル塗装の一枚板の表面にテーブルクロスを敷いている事で
表面が、かまぼこ型に反りが出た事が2回あった。
一枚はブビンガ、もう一枚はパープルハートだった。
いづれもビニールクロスを取る事である程度反りは解消されて
再加工までする必要はなかった事を思い出した。
ウレタン塗装などでコーティングされた一枚板は湿度など室内環境の変化を受けにくいが、
無塗装、オイル塗装などの場合、木は常に湿気を出し入れして調湿を行っていて
室内環境の影響を受けている。
木材倉庫に作業していると、その室内に置かれている一枚板や厚みのある木の床、
天井は桐の三層、壁には焼杉や挽き板張り、そして漆喰
天然素材を多く使っているので夏場は湿気を吸ってくれてヒヤリとしているし
逆に冬場はエアコン暖房を使っていてもある程度の湿度が保たれている事が
体感できる。

先の2枚の場合は表にテーブルクロスを敷いていた為に
木裏側(テーブルの裏面)のみが乾燥した状態になって裏面中心に縮み
かまぼこ型に反りが生じたかと思われる。

ところが、送られてきた写真を見ると
同様にテーブルクロスをしていたらしいが、反りはかまぼこ型ではなく
一般的に反りが出る、木表側にU型に反っていた。。
ハテナ???
一枚板は殆どは木表側にU形に反るのだが(木表面から水分が抜ける)
中にはかまぼこ型に逆反りする板も稀にある。経験上は全体の3%もない程度
杢目が複雑なクラロだったり、アテ(癖)の強い一枚板などに
そういった逆反りが出る事はあるのだが・・
この神代杉、ある程度の樹齢はあるし、多少杢目も複雑ではあるのだけど
数年間、木材倉庫で観察していたが逆反りみたいな変な動きをする木ではないんだけどなぁ・・と思いつつ・・
お客さんと写真を見ながらあれこれと話していたら
もしかして加湿器では?なかろうかと思われてきた。

湿度が下がり過ぎるのは木には良くないのだけど(人にも良くない)
室内が乾き過ぎているなぁと感じる時や肌がカサカサしてると感じる時に
人がスキンケアクリームやリップクリームを塗るように
木にも同じようにオイル塗装品であればオイルを塗ってあげなければいけない。
(木はまだ生きている)
材種によっては人肌よりも木の方が繊細で敏感なものも多い。
なので適度な湿度を保つ為に加湿器自体は木にも人にも良いのかと思う。

では何故に、今回ビニールクロスを敷いた一枚板が
エアコン+加湿器でU形に反ったのか・・(過去2枚はかまぼこ型だったのに)
ここからは
推測
・いただいた写真を見ると、内装で調湿効果のある建材類が少なく
 唯一、オイル塗装の神代杉のみが湿度を調整できる自然素材であること
・表面にはビニールクロス、裏面へ集中的に加湿器から湿気を呼んだ。
・話している中でエアコンをつけていない時に加湿器だけ入れ
 床面が湿気で塗れていた事があった。
 (木にとってはそれ位の保湿はとてもいいのだが)
・結果、表面はビニールクロスがあるので湿気は吸わず、裏面のみ集中的に
 室内の湿気を呼んで裏面の木が膨らんだ事でU型に反った可能性大


対策
・一枚板は鉄脚に固定していないので上下反対にして木裏を上へ向ける
・同じように木裏面にテーブルクロスを敷き、今までと同じように
 加湿器も使う。
・表裏を反対にして同じような環境で使用すれば
 ある程度反りは直るのではなかろうかと思う。

今後
・反りが直ったら表面、裏面共に満遍なくオイル塗装を行い
 エアコンや加湿器はそのまま使用してもいいが
 ビニールテーブルクロスは常には使用しない。
 例えばテーブルが汚れやすい鍋や焼き肉などやる時に限りテーブルクロスを
 使うなど限定的として常時敷いておかない。

ウレタン塗装でコーティングすれば、輪染みなどの問題は解消され
テーブルクロス等も必要なくなるのだが
木の質感は半減してしまう事になる。
どちらを優先させるかは悩ましいところかと思う。

個人的には無塗装、オイル塗装で汚れても自分は平気なんだけど。。
傷や汚れがそこで使われた証
木はその環境でその場だけのものとして育っていくとも言える。
本当に汚くてどうしようも無くなったら一旦削り加工すれば
新品にする事だってできる。

過去にこのようなパターンはなかったので
今回のケースはとてもいい勉強になった。
一昨日の話なので、まだ直ったどうかはわからないが
約1か月ほど様子を見てくださいとお話しておいた。

今回のこの反りの推論、一枚板を多く扱うプロの方は
どう思われますか?
きっと平らに戻るような気がするんだけどなぁ。。。



それはそうと、神代杉を迎え入れていただき間もない頃の
素敵な写真も一緒に送られてきたのでご覧いただければと思う。
木材倉庫で6年程度保管されていた材、
大阪という新たな環境で大切に使われ始めています。
確か、ご主人さんは山形にルーツがあると言っていたかと思う。
きっと鳥海山で育った木が呼んだのかと思う。




 

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