MUKU-DATA  桜の樹皮  

昨日一昨日と500km向こうの木材業者さんのところへ行ってきた。
目的はいづれも普段お世話になっている業者さんなのでAとBを繋ぐこと。
直接つなぐという事は弊社の直接的な利益にはならないけれども
普段の恩返しみたいなものだし、それぞれがハッピーになればいいのかと思う。

折角なので近くの大工さんのところにも顔を出して
作っているものや作業場など見せていただいたし、
材木の事、建築の事、木の事などたくさん話す時間が持てた。
ものづくりをされている方の作業場や倉庫を見るのは
とてもワクワクする。そこにはその人そのものが映し出されているから。

写真は大工さんが持ってきた桜の丸太から自ら樹皮を剥がして
少し表面に磨きをかけたもの。
樺細工という角館には専門の伝統技術があるが、それを知っていたかどうかは
別として我流で丁寧に剥がして保管してあった。
それがなかなか魅力的な素材になっていた。

レアな材から一般材まで大工さんや業界の大先輩たちと話す中で
やはり一つの素材にどれだけ手間暇かけて
愛着を持ちながら手入れできるか?
って事かな・・と。。
手入れが良くされて手間がかけられた材木たちはその輝きが違っている。

そんな事を思いながらトラックを走らせ帰ってきた。