昔、建築家という仕事の領域が家づくりに関して少なかった頃、
家のデザインは、大工が行っていた。
この黒柿という銘木を見せ場に上手く組み込み
その家をよりいっそう引き締めた。
いまでもセンスのいい大工さんは沢山いるが、
なかなか黒柿をつかわさせていただける仕事がない。
粋な旦那衆が少なくなったのだろうし・・・
そんな時代でもないのかもしれない・・・

たしかこの黒柿という銘木、味方の笹川邸の床框に使われていたと記憶している。

H21 12 28 昨日約20ぶりに笹川邸に行ってきましたが、床框は黒檀でした。

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